パニック障害の診断基準

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【パニック障害の診断基準】

 


●パニック障害であるという診断基準

・あなたの症状がパニック発作であると確認したら、
次にパニック障害かどうかを調べてみましょう。
パニック発作イコールパニック障害ではありません。
パニック発作が起きた原因や状況によって、他の病気と診断される場合もあります。

 


◆パニック発作と診断される条件としては・・・

・予期しないパニック発作が繰り返し起こる
・最初の発作後、1ヶ月以上にわたって予期不安が続くか行動に大きな変化がみられる
・パニック発作がからだの病気や薬物(覚せい剤等)などによって引き起こされたものではない。
・他の精神障害にあてはまらない

などがあります。
また、パニック障害は「広場恐怖」を伴うものと、伴わないものがあります。

 


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【パニック障害の診断基準】


A:下記(1)と(2)の両方を満たす

(1) 予期しないパニック発作が繰り返し起こる

(2) 少なくとも、1回の発作の後、1ヶ月間(またはそれ以上)
    以下のうち1つ(またはそれ以上)が続いていること。

*(a) もっと発作がおこるのではないかという心配の継続

*(b) 発作またはその結果がもつ意味についての心配
    (例:コントロールを失う、心臓発作を起こす、気が狂う)

*(c) 発作と関連した行動の大きな変化

 

B:広場恐怖が存在しない(広場恐怖を伴わないパニック発作)

 

B":広場恐怖が存在している(広場恐怖を伴うパニック発作)

 

C:パニック発作は物質(例:薬物乱用、投薬)または、
  一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)の直接的な生理学的作用によるものではない。

 

D:パニック発作は、以下のような他の精神疾患ではうまく説明されない。たとえば・・・


・社会恐怖・・・例:恐れている社会的状況に暴露されて生じる。

・特定の恐怖症・・・例:特定の恐怖状況に暴露されて生じる。

・強迫性障害・・・例:汚染に対する強迫観念のある人がごみや汚物に暴露されて。

・外傷性ストレス障害・・・例:強いストレス因子と関連した刺激に反応して。

・分離不安障害・・・例:家を離れたり、または身近な家族から離れたりしたとき。


などである。

 


※精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(DSM-IV)より

※DSMとは?
・アメリカ精神医学会が発行している診断マニュアルで1994年に第4版が発行されました。
・アメリカだけではなく、世界の精神医学会で広く用いられています。

 


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【パニック発作の自己診断基準】

・強い恐怖または不快を感じる、はっきりと他と区別できる期間で、
そのとき、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、
10分以内にその頂点に達する。

1、動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
2、発汗
3、身震い、または震え
4、息切れ感、または息苦しさ
5、窒息感
6、胸痛または胸部の不快感
7、吐き気、または腹部の不快感
8、めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
9、現実感消失(現実でない感じ)、または離人症(自分の存在感が希薄になる感じ)
10、コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
11、死ぬことに対する恐怖
12、異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
13、冷感または熱感

 


※精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(DSM-IV)より

 


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※【参考文献】:「パニック障害の治し方がわかる本」2003 山田和男/著 主婦と生活社
※【参考文献】:「パニック障害」2003 渡辺登/著 (健康ライブラリー)講談社
※【参考文献】:「DSM‐IV‐TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」 高橋三郎/翻訳 医学書院

 

 

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このブログ記事について

このページは、sscが2009年11月15日 00:11に書いたブログ記事です。

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