うつ:特徴的な思考パターン

|

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

●うつ病:特徴的な思考パターン

~認知のゆがみが悲観的にさせる~

 


・物事に対する見方・考え方を「認知」と言います。

現実の出来事をどのように解釈するか、どの程度信じるか、

その結果、どのような行動をとるかといった精神(内面)行動は、

この認知によってコントロールされています。

 

・通常は「現実」と「認知」にそれほど違いはないのですが、

うつ病になると、悲観的、否定的な考え方に偏るため、

現実と認知に大きなズレが生じるようになります。

 

・悲観的、否定的な考えは、自分に対してだけでなく、

周囲の人にも向けられ「私のことなど誰も相手にしてくれないだろう」

などと、思うようになることもあります。

 

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 


●うつ病に特徴的な思考パターン:重要な8項目

 


【恣意(しい)的推論】 


・確かな根拠もないのに、悲観的な結論を出してしまいます。

病院で医師がため息をついただけで「自分は不治の病だ」と決めつけたり、

知人が挨拶をしなかったとき、「私を避けている、嫌われた」と勝手に思い込んだりします。

 


【二分割思考(全か無か思考)】 


・全か無か、成功か失敗か、勝ちか負け、白か黒か、100点か0点かというように、

両極端に分けて判断し、中間的な評価ができません。

・100点でなければ、80点でも0点でも同じことと考えていまいます。

 


【選択的抽出】 


・自分に不都合なことがあると、そのことばかりに気を取られ、良いことに目が向きません。

たとえば、たまたま家を新築した時期と重なり、家族が病気になったりすると、

「家を建てるんじゃなかった」と、ネガティブに考え、よけいな苦しみを味わうことになります。

 


【拡大視・縮小視】 


・自分の成功やうれしい出来事は「たいしたことではない」と縮小視してすぐ忘れます。

その反面、失敗やいやな出来事は「とんでもないこと(怒!)」と拡大視して、

いつまでも気に病むようになります。

 

・自己評価が著しく低下するため、自分に満足する(好きになる)ことができません。

 

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆
★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 


【極端な一般化】 


・何か悪いことが起こると、これから何度も同じことが起こると"一般化"してしまいます。

たとえば、仕事で一度失敗すると、「私は何をやっても失敗する」と思い込んだり、

相手にちょっと注意されただけでも「私はいつも相手を怒らせる」と決めつけてしまいます。

 


【自己関連づけ】 


・結果が良くなかったとき、自分に落ち度がないのに、すべて自分の責任と考えます。

たとえば、相手の体調が悪くて不機嫌な顔をしているのに、

「私が気分を害するようなことを言ったからだ」と、自分のせいにして、罪の意識を抱きます。

 


【情緒的理由づけ】 


・自分の感情を基準にして物事を判断する思考パターンです。

たとえば、新しい仕事を任されて不安を感じたとき、

「経験がないから自信がなくて当たり前」と、考えることができず、

「こんなに不安なのだから、失敗するに違いない」と、とりかかる前から決めつけるようになります。

 


【すべき思考(絶対的思考)】 


・「仕事は全力投球すべきだ」「怒りを表に出すべきではない」というように、

自分を枠にはめこんでしまう考え方です。

 

・自分に必要以上プレッシャーをかけるため、うまくいかないと自己嫌悪に陥り、

かえってやる気を損なうことがあります。

 

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 


【思考パターンを修正する:認知行動療法】 


・認知行動療法は、

「抑うつな気分や不安などの精神症状は、認知のゆがみによって生じるもので、

そのゆがみを修正すればうつ病が改善される」という考えに基づいています。

 

・仙台心理カウンセリング&スクールの心理学講座は、

理論を使いながら、受講生自ら、認知のゆがみに気づき、

修正していくことが可能なカリキュラム構成となっております。

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 


※【参考文献】:「専門医がやさしく教えるうつ病」2007 平安良雄/著 PHP
※【参考文献】:「うつ病・双極性障害で悩まないで」2007 大野裕/著 ナツメ社 

 

 

 ☆.。.:*・゚☆.。.:* .。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:* .。.:*・゚☆.。.:*・゚☆

このブログ記事について

このページは、sscが2009年12月 2日 00:32に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ストレスをためやすい人」です。

次のブログ記事は「思考パターンの修正」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。