ラケット感情 交流分析
*「ラケット感情」は慢性で定型化された不快感情(いやな感じ)。
*「ラケット」は自分でお膳立てしてその感情を味わう過程という意味。
なお、ラケット・システムは"感情、思考、行動を含む(心身相関の)歪んだシステムで、
個人が脚本を維持するために自ら強化しているもの"と定義されます。
ラケットとは、「感じられた感情」を認識するものと、
実際の感情を「認めない」として目を向けない2つの行動である。
これは、より専門的に説明するならば、子供の頃に培われた、
多くのストレスのある環境の中で経験された、
とても馴染みのある感情であり、A(Adult)としての解決策が適応できないものである。
そして、「今、ここ」の状況に適して対応できるA(Adult)の感情と反応に代わって、
必ず現れるのが、これらラケットと心理ゲームである。
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ラケット感情
ラケットとは、「今-ここ」を考えるA(Adult)の思考よりも、
子供のころに形成した脚本による行動である。
そしてこの行動は、ラケット感情(幼い頃に感じ慣れた感情)を体験し、
現状起こっていることを内部的に正当化するために、
(1)実際の問題の解決というより、脚本に行動をあわせるために環境を操作する
(2)埋め込まれているゴールは、問題を解決するためにはさほど良く働かない
【ラケット感情の性質】
1. 人が心理ゲームを演じるとき、その結末として、きまって味わう不快な感情
2. 幼時期に学習され奨励されたもので、成人の問題解決の手段としては不適切な感情
3. 真実の自然な感情をカモフラージュした人工的な感情
4. それに耽溺していると、愛情や承認(ストローク)が必ず到来するという空想に基づいている
5. 他人を変えようという企みが隠されている
6. この感情に支配されると、人は現時点に不釣り合いな感情反応を示す
7. 少しずつ積み立てられたり、その奥にひそむ真の感情が未処理なままに放置されると、
次のトラブルへの準備をうながす→結末感情(心理ゲームの終わりに味わう、
もやもやした不快感情。憂うつ、怒り、悲しみ、恐怖、罪悪感、後悔などが代表的な感情である)
ラケットとは、個人が、自分でも意識しないまま周囲を操作して、
自分の脚本を強化していくことを意味します。
幼児期に親の愛情を得る手段として形成された一種の感情の条件反射で、
その後の人生においても持続するものを言います。
☆精神分析的に言えば「幼児期に身につけた本能的、感情的生活の歪み」
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※【参考文献】
「わかりやすい交流分析」2009 中村和子,杉田峰康/著 チーム医療
「エゴグラム」2000 ジョン・M. デュセイ,池見 酉次郎/著 創元社
「心身症の治し方がわかる本」2007 岩崎靖雄 主婦の友社
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版
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