交流分析|ドライバー

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交流分析|ドライバー 拮抗禁止令

 

 

●禁止令に拮抗するという意味で拮抗禁止令と呼ばれる(以下の5つのドライバー)

「完璧であれ」「他人を喜ばせよ」「努力せよ」「強くあれ」「急げ」

 

交流分析(TA)では、人は誰でも幼児期の養育者とのやり取りから

「自分をかなしばりにするもの」を身につける。

少し成長してからそれを乗り越える「上手く生きていく知恵」を身につけて、

この世の荒波を乗り越えようとする。

 

その中で利き過ぎて自分を「駆り立てるもの」となってしまったものが

「ドライバー」と言われるものである。

「駆り立てるもの」は、人生の重要な場面やストレス状態で行動の癖として現れ、

トラブルや不幸の基になっている。

 

「駆り立てるもの」は人によって身につけているものが異なる。

いつもイライラしている人は「急げ」に駆り立てられているのであろう。

「駆り立てるもの」には次の5種類がある。

まず、自分が持っている「駆り立てるもの」、即ち、「いつも自分を急き立てているもの」から

解放されれば、自分らしい楽な自分に変身出来る。

「あなたは、次の内、どの「駆り立てるもの」をもっていますか? 次の特徴から選んでみましょう」

 

 

1.【完全であれ・完璧であれ】


何かしようとするとき、繰り返し「完全にやりなさい」と言われていました。

大人になっても「完全にやらなければならない」と、自分は勿論、他人に対しても完全を要求します。

また、好い格好をしたいので、大げさに言ったり、余計なことを言ったりします。

また、他人の短所をつい指摘したくなります。途中での中断が嫌いです。

相手の質問に答えられないと、惨めな思いがこみ上げ、焦ってうろたえます。

(身体の特徴:緊張・肩こり・頭痛・正しい姿勢・高い声で語尾が下がる・オーバーなジェスチャー)

 

2.【他人を喜ばせろ】

繰り返し「喜ばせなさい」と言われていました。他人には優しく心から喜んで貰えるように努めます。

また人が私を喜ばせるのは当然のことと思っています。また、他人への思いやりは強く、

自分を犠牲にしてまでも他人につくすので自分が不自由です。

人からどう思われているか気になり、冷たくされたり、拒否されるのは、とても恐ろしいことです。

(身体の特徴:胃痛・無理をする・低姿勢・丸い背中・うなずき・前かがみ・穏やかな声・和顔)

 

3.【一生懸命にやれ・努力せよ】

繰り返し「一生懸命やりなさい。努力しなさい」と言われていました。

大人になっても「何事も努力が肝心だ」と思っています。結果よりも努力が大事です。

ただ努力さえしていれば大丈夫です。努力!努力!これ以外にありません。結果は二の次です。

私は「質問にずばり答えないで、歯切れがわるく煮え切らない」と人に言われることがあります。

これは一生懸命に、より良い答えをしようとする努力の表れです。

(身体の特徴:肩こり・胃に緊張感・かたい姿勢・早口・いつも説得調・力強いジェスチャー

・厳しい表情・前のめり)

 

4.【強くあれ】 

親から繰り返し「泣いてはいけない、こらえなさい、我慢しなさい」と言われていました。

大人になっても喜怒哀楽を表にださず厳しく自分をいましめています。

弱い自分をさらけださないように、自分のしたことを周囲に知られないように注意します。

映画をみたり、小説を読むときも、感動、感激したりしません。

他人が簡単に泣いたり、喜んだりするのをみると嫌になります。

私の話し方は単調で抑揚がないためか「強がってて、何を考えているのかわからない」などと

いわれ、無性に腹が立つことがあります。

(身体の特徴:胃潰瘍・腕組み・脚組み・低音で大声・への字の口・無表情・反応に間)

 

5.【急げ】

繰り返し「急ぎなさい」「早くしなさい」といわれたので、大人になっても、

私はいつもセカセカしています。時間を気にしてよく時計を見ます。

本を読んでいる時でも、次は何をしようか考えていることがあって、

どこを読んでいるのかわからなくなります。

待つことが苦手で、何かしていないと気が落ち着きません。

駅で電車を待っているときでも、読書、メール、足踏み、何か動作をしていることが多いです。

いつも焦って、早めに仕事をこなしますが、じっくり検討する時間も惜しむので、

中途半端になりがちです。

(身体の特徴:セカセカしている・前かがみ・イライラ・大声で早口・ポイントしか話さない

・話を中断する・眉間に皺・目つきが悪い・目つきが突然変わる)

 

 

 

◆人生の重要な場面、ストレス状態では、これらが強力に現れる。

それを実行していることに自分が気づいて手放せば人生が変わる。

 

 

 


 

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※【参考文献】

「わかりやすい交流分析」2009 中村和子,杉田峰康/著 チーム医療   
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版
「自己実現への再決断」 グールディング/著 星和書店

 

 

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このブログ記事について

このページは、sscが2010年2月25日 00:30に書いたブログ記事です。

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