心療内科とは

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【心療内科とは】 ・標榜診療科としての心療内科

 

1996年9月に心療内科という標榜診療科名が医療法の中で正式に承認されて以来、

全国各地の心療内科の数は飛躍的に増えた。

過去には、心身医学の観点から心身症を専門的に診るのが心療内科であるというとらえ方も

できたが、現在では施設ごとにかなり多様化している。

 

 


【心療内科は心身医学を内科の領域において実践する診療科】

 

心身医学というのは、病気を身体だけでなく、環境面、心理面、社会面をも含めて、

それらの関係性を評価しながら、総合的、統合的に診ていこうとする医学。

 

 


【心療内科が主な対象とするのは心身症】『心身症の定義』(日本心身医学会, 1991)

 

「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、

器質的ないし、機能的障害が認められる病態をいう。

ただし、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」

 

 

※器質的障害→物理的に異常が生じる(CTなどで所見あり)

※機能的障害→CTなどで異常なし。しかし症状がある。

 

 

神経症やうつ病などの精神障害でも身体症状が出ることがありますが、

これは「除外する」となっています。それは精神科の領域になるからです。

心身症はあくまで、「身体疾患の中で」とあります。つまり身体疾患の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

※【参考文献】

「カウンセリングガイドブック」2007 倉光修・桑原知子/編 岩波書店
「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「メンタルケア用語事典」 石原、大橋、小嶋、三宅、佐藤/監修 メンタルケア協会 
「カウンセリング事典」 小林司(編) 新曜社

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このページは、sscが2010年3月 9日 00:32に書いたブログ記事です。

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