論理療法の理論

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論理療法

 

論理療法の理論

 

*論理療法は、1955年

アメリカの心理学者:アルバート・エリス Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

によって創始されたカウンセリングの理論です。

 

非論理的な思考を見つけて取り出し、それに有効な反論を加えて、

次第に考え方を変更するように導き、適切な思考を取り戻すことによって、

よりよい自己実現と幸福な生活に向かうことを援助します。

 

 

 

◆ A (activat-ing event 出来事)

◆ B (belief system 受け取り方)

◆ C (consequence 感情、行動)

◆ D (dispute 反論)

◆ E (effect 効果)

 

 

 

A(出来事)が、C(感情・行動)を生むのではなく、

B(受け取り方)が、C(感情・行動)を生むという考え方をします。

 

A(出来事)が変化しなくても、

B(受け取り方)が変われば、C(感情・行動)も変わります。

 

これを、ABC理論と言います。

 

 

B(受け取り方)には、

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)と

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)の2種類があります。

 

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)は、

「~にこしたことはない」と考え、柔軟性と論理性があり、

現実に合った、健全な目標を達成するのに役立ちます。

 

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)は、

「~ねばならない」「~すべきである」と考え、頑固で非論理的で、

現実と一致せず、健全な目標を妨げます。

 

 

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)に、D(反論)を加えて、

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)に変えることによって、

よりよいE(効果)を得ます。

 

これを、ABCDE理論と言います。

 

 

 

 

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【論理療法の過程】 プロセス

 

1、問題を尋ねる

 

2、C(感情・行動)を査定する

 

3、A(出来事)を査定する

 

4、B(受け取り方)とC(感情・行動)の関連を伝える

 

5、B(受け取り方)を査定する

 

6、イラショナル・ビリーフとC(感情・行動)を関連づける

 

7、イラショナル・ビリーフにD(反論)する

 

8、ラショナル・ビリーフへの確信を深める

 

9、宿題

 

10、宿題のチェック(5項目)

 

a : クライエントが、A (出来事)に直面したか

b : クライエントが、B (受け取り方)を変えたか

c : クライエントが不適切で否定的な感情を起こす頻度が以前より少なくなっているか

d : クライエントが不適切で否定的な感情を起こすときの強さが以前より弱くなっているか

e : クライエントが不適切で否定的な感情を起こす時間が以前より短くなっているか

 

 

 

 

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【アルバート・エリス】 Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

 

 

・アメリカの心理学者。

 

論理療法の創始者であり、ニューヨーク市で論理療法研究所を主宰している。

エリスの理論では、人間の認知・感情・行動は互いに影響し合っており、

論理療法は、この3つの側面を統合的にとらえるという特徴をもつとしている。

 

・論理療法では、クライエントの非現実的な信念や思考過程の修正を求め、

新しいシェマを通じて環境と関わることを目指す。

エリスは結婚、家族、性の問題についての治療、研究を積極的に行っている。

 

 

 

 

 

 

 

※【参考文献】

「論理療法入門」1998 ウィンディ・ドライデン/著 川島書店
「実践論理療法入門」1997 ウィンディ・ドライデン レイモンド・デジサッピ/著 岩崎学術出版
「論理療法」1981 アルバート・エリス R・A・ハーバー/著 川島書店
「自分をみじめにしないためには」1996 アルバート・エリス/著 川島書店
「自己変革の心理学」1990 伊東順康/著 講談社現代新書
「自己発見の心理学」1991 国文康孝/著 講談社現代新書

 

 

このブログ記事について

このページは、sscが2010年8月 2日 00:07に書いたブログ記事です。

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