PM理論|三隅二不二

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PM理論

 

 

日本の社会心理学者の三隅二不二氏が1966年に提唱した、

リーダーシップ論。

 

 

「目標達成行動-目標を達成するP(Performance function)機能」と

「集団維持行動-人間関係に配慮し,

集団を維持しようとするM(Maintenance function)機能」の

2つの能力要素により、リーダーシップは構成されているという理論。

 

この2つの能力の大小により、4つの型に分類。

P機能が大きい場合は、大文字のP、

小さい場合は小文字にp、

同様にM機能が大きい場合は、大文字のM、

小さい場合は小文字にmと記すことで、

PM型、Pm型、pM型、pm型と表記。

 

P機能、M機能、いずれも優れているPM型を、

理想のリーダー像と位置付けたこの理論は、

組織が戦略を練るための、人事的な分析材料として用いられている。


 


◆三隅 二不二(みすみ じゅうじ/じふじ、(1924~2002)は、日本の心理学者。

専攻は社会心理学。文学博士。

 

クルト・レヴィンによって創始されたグループ・ダイナミックス(集団力学)を日本に紹介し、

その普及と発展に力を注いだ。

リーダーシップを

パフォーマンスとメンテナンスの2つの機能の複合として捉える

PM理論で世界的に知られる。

 

 

 

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◆クルト・レヴィン

Kurt Lewin クルト・レヴィン(1890~1947) 

クルト・レヴィン(Kurt Zadek Lewin, (1890~1947)

心理学者。社会心理学者 。

ドイツのモギルノ(Mogilno) (現在はポーランド領) 生まれでユダヤ系。

「ツァイガルニク効果」の研究や「境界人」の概念の提唱で知られる。

 

 

 

【概要】

ゲシュタルト心理学を社会心理学に応用し、トポロジー心理学を提唱した。

ベルリン大学の哲学と心理学の教授を務めていたが、

ナチスの政権掌握で、ユダヤ人の学者は大学から追放された。

海外に出ていた彼は、1933年8月にアメリカに亡命し、

1940年にアメリカの市民権を取得した。

 

コーネル大学教授

マサチューセッツ工科大学(MIT)にグループダイナミクス(集団力学)研究所を創設。

 

「社会心理学の父」と呼ばれ、

アイオワ大学の博士課程でレオン・フェスティンガーなどを指導した。

リーダーシップスタイル(専制型、民主型、放任型)と

その影響の研究、集団での意思決定の研究、

場の理論や変革マネジメントの「解凍―変化―再凍結」モデルの考案、

「アクションリサーチ」という研究方式、

グループダイナミクスによる訓練方法(特にTグループ)など、

その業績は多方面にわたる。

 

 


 

 

 

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研究を通して得た結論:概念

 

 ◆「P」機能:「目標達成機能」(Performance)

 ◆「M」機能:「集団維持機能」(Maintenance)

 

「pm」「Pm」「pM」「PM」と4つのタイプが示されています。

双方が小文字の「pm」は、P機能、M機能ともに「弱い」ことを意味します。


逆にふたつが大文字の「PM」とは、目標達成への意識高く、

チームをまとめようとする意識も強く、

実際に、そうした行動をとっているリーダーのタイプを意味します。


 

 

 

 

◆PM理論は父性と母性の論ともいえる

リーダーシップの科学の本画像「集団におけるリーダーシップとは、

集団の目標達成や課題解決を促進し、集団に胚胎する崩壊への傾向を抑制して、

集団の維持を強化する集団機能を代表するものである。

一方、集団の側から考えれば、

集団が困難に遭遇してその脱出にあえいでいればいるほど、

その困難を克服してくれる父親のように強力で

頼りがいのあるリーダーの出現を求める。

 

また、集団が内部葛藤・対立に疲労困ぱいして、

崩壊への危機をはらんでいるときには、

母親のように許容的であり寛容で、理解と支持を示し、

すべてを受容してくれるリーダーシップを求めるであろう」

 

「リーダーシップの科学」 三隅二不二/著  講談社

 

 

 


P機能は、「成果」や「目標」を達成するための厳しい「父性」であり、

M機能は、チームをまとめるための「優しさ」「包容力」など「母性」です。

父性と母性の関連することから、

Pを「パパ」のP、Mを「ママ」のMとし、

PM理論は、「パパ・ママ理論」と呼ばれることもあります。

 

 

父なる厳しさ(父性)で成果をあげて、

母なる優しさ(母性)でチームをまとめる優れたリーダーは

「PM型」であるというのが、三隅氏のPM理論。

 

 

実は複雑であり、実際には、父性と母性だけを意識しても、

リーダーシップが強化されるとは限りません。

その他の様々な資質がリーダーシップには求められます。

 

 

 

 

 

 

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このページは、sscが2018年4月20日 00:18に書いたブログ記事です。

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