ssc: 2009年10月アーカイブ

働く人の電話相談室

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 「働く人の電話相談室」

 

【ボランティア履歴一覧】・仙台カウンセリング 仙台心理カウンセリング

 

2009年

■2009年9月10日~12日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府・厚生労働省後援)

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2008年

■2008年9月10日~12日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府後援)

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2007年

■2007年9月10日~16日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府後援)

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【主催】 社団法人 日本産業カウンセラー協会
【協力】 日本労働組合総連合会(連合)

【後援】 内閣府/厚生労働省/中央労働災害防止協会
【後援】 独立行政法人 労働者健康福祉機構
【後援】 社団法人 全国労働基準関係団体連合会  
【後援】 日本産業カウンセリング学会/日本産業精神保健学会
【後援】 財団法人 産業医学振興財団
     


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つらいこと、苦しいこと ひとりで抱え込まないで・・・

うまくいかないこと、こじれてしまったこと、

ぜんぶ自分のせいだと自分を責めないで・・・

そのつらい気持ち、話してみてください。

 

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仙台心理カウンセリングでは 「基本指針」で掲げる「社会貢献」のひとつとして、

毎年、9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)に開催される 「働く人の電話相談室」 において、

微力ながら、電話相談ボランティアへのご協力をさせて頂いております。

 

 


●仙台心理カウンセリング  【基本指針】

「共に学び共に成長する」 ... 共に成長する感動を分かちあう

「中立 誠意」 ・・・ 中立で誠意ある対応に努める

「社会貢献」 ・・・ 地域と社会に積極的に貢献する

 

 

 

 

~・・・  いつでもあなたのそばに ・・・~

 仙台心理のカウンセリング&心理学講座
 営業時間 *10:00~21:00
 定休日  *不定休(土日祝オープン)

〒981-1105 宮城県仙台市太白区西中田6-1-7
○●○・ 仙台心理カウンセリング&スクール ・○●○

 

 

 

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トラウマ

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・・・◆・ トラウマ ・◆・・・

 

トラウマとは、簡単にいうと心の傷のことです。
日常の不安や恐怖などの一時的な症状と違って、心が傷つき、それが残り続けることを言います。

 

不安や恐怖は、一時的に強いストレスとなりますが、時間がたてば弱まり、気にならなくなるものです。
いっぽう、トラウマは、時間が解決してくれるというわけにはいかないものなのです。

 

 

 

・・・◆・ トラウマ*の影響 ・◆・・・

 

*トラウマを体験すると、そのショックで考え方がネガティブになったり、
価値観が変わったりして、現実感を失い、以前の自分との違いに苦しみます。



●価値観がガラッと変わる

・トラウマ体験は、人生を揺るがすような衝撃的な出来事です。
体験をする前には当たり前のように信じていた安全、幸福、友情といった価値観が、
まったく信じられないものに変わってしまうことがあります。

 

【以前の価値観】
・夢はかなうと信じているから、何事にも前向きに取り組める。

 

【体験後の価値観】
・つらい体験によって何も信じられなくなり、ひきこもってしまう。

 

 


・・・◆・ トラウマ*による苦しみと辛さ、孤立感 ・◆・・・

 

・トラウマ体験は、被害者の人生を一変させてしまいます。
夢や希望を信じることができなくなり、悲観的な価値観に心を支配されます。
あまりのつらさに、人生が悪夢のように感じられ、現実感をもてません。

 

・その気持ちを「自分のいる世界はもう壊れてしまった」
「いつか悪夢からさめて、すべてなかったことになるような気がする」などと表現する人もいます。
被害者の内面は大きく変わってしまっているのですが、それは、周囲にはなかなか理解されません。

 

 

 

 

 

 

 


※参考文献
*「PTSDとトラウマのすべてがわかる本」 飛鳥井望/監修 講談社

*「PTSD治療ガイドライン エビデンスに基づいた治療戦略」 金剛出版
 エドナ・B・フォア、テレンス・Mキーン、マシュー・J・フリードマン/編

 

 

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ASDの診断基準

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ASD(Acute  Stress  Disorder)急性ストレス障害の診断基準

 

 

【A】 その人は以下の2つがともに認められる外傷的な出来事に暴露されたことがある。

 

(1)実際にまたは危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事を、1度または数度、あるいは
   自分又は他人の身体保全に迫る危険をその人が体験し、目撃し、または直面した。

(2)その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。

 

【B】 苦痛な出来事を体験している間、またはその後に、以下の解離症状の3つ(またはそれ以上)がある。

 

(1)麻痺した、孤立した、または感情反応がないという主観的感覚

(2)自分の周囲に対する注意の減弱(例:"ぼうっとしている")

(3)現実感消失

(4)離人症

(5)解離性健忘(すなわち、外傷の重要な側面の想起不能)

 

【C】 外傷的な出来事は、少なくとも以下の1つの形で再体験され続ける

    ・反復する心像、思考、夢、錯覚、フラッシュバックのエピソード、
     または、もとの体験を再体験する感覚
    ・または、外傷的な出来事を想起させるものに暴露されたときの苦痛。

【D】 外傷を想起させる刺激(例:思考、感情、会話、活動、場所、人物)の著しい回避。

 

【E】 強い不安症状または覚醒の亢進(例:睡眠障害、いらだたしさ、集中困難、過度の警戒心、
    過剰な驚愕反応、運動性不安)。


【F】 その障害は、臨床上著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における
    機能の障害を引き起こしている、または外傷的な体験を家族に話すことで必要な助けを
    得たり、人的資源を動員するなど、必要な課題を遂行する能力を障害している。


【G】 その障害は、最低2日間、最大4週間持続し。外傷的出来事の4週間以内に起こっている。

 
【H】 障害は、物質(例:薬物乱用、投薬)または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではなく、
   短期精神病性障害ではうまく説明されず、すでに存在していた1軸または2軸の障害の単なる悪化でもない。 

 

 

 

 

 

※参考文献:「DSM-IVーTR 精神疾患の分類と診断の手引」 高橋三郎、大野裕、染矢俊幸/訳 医学書院

 

 

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ASD(Acute  Stress  Disorder)急性ストレス障害の特徴


●ASD(Acute  Stress  Disorder)急性ストレス障害
・事件や事故、災害などの直後からトラウマ反応があり、
その後のPTSD発症が考えられる状態。


●ASD(Acute  Stress  Disorder)急性ストレス障害は、PTSD発症の前兆

・トラウマ体験から1ヶ月以上経過しないと診断できないPTSDに対して、
体験の直後から診断できるのがASDです。

ASDの症状がみられる場合、その後PTSDに移行する可能性が高く、
早期の対応が求められます。


●ASDに対応すればPTSDを防げる

・トラウマ*によって発症する病気には、PTSDのほかに、ASDというものがあります。
PTSDは事件や事故から1ヶ月以上症状が続かないと、診断されません。

しかし、実際には事件直後からPTSD症状が出て苦しむ人もいます。
そういった人を診断できないからといって放っておくわけには行きません。

・体験直後に解離症状を伴う顕著なトラウマ反応がある場合にはASDと診断して、対処します。
ASDの決め手は「解離症状の有無」です。この症状がある人はPTSD発症が予想されます。

 


【解離症状】


・感情がまひして、悲しめなくなる
・感情表現が少なくなり、悲しみや苦しみを感じているようにみえない
・自分の心が体から離れてしまったような感覚
・感情や現実感が失われ、何事も実感がわかなくなる
・突然の家族の死がドラマのシーンのように思える
・けがをしたのに痛くない
・こわいはずなのに何も感じない
・ときどきぼんやりして"うわのそら"になることがある
・日によって態度や性格が大きく異なる

 

 
◆あまりにもつらいと心が凍りつく◆


・解離症状とは、心が凍りついたような状態になることです。

家族との死別や衝撃的な事件などを体験した時、
その悲しみや苦しみを受け止めきれず、心がかたまってしまうのです。

気持ちが混乱した状態にも関わらず、表面的には平然として、
葬儀をすすめたり、警察の事情聴取に応じたりすることがあります。

 

 

◆しばらくたってから急に悲しくなる◆


・解離は多くの場合、一過性の反応(症状)として現れます。
トラウマ体験からしばらくたって、考える余裕ができると、
悲しみを急に強く感じたり、行動する気力を一気に失ったりします。

一過性で終わらず、慢性化するとパーソナリティ障害に陥ることもあります。
いずれにせよ、周囲が解離症状に気づいて、サポートすることが必要です。

 

 

 


※参考文献
*「PTSDとトラウマのすべてがわかる本」 飛鳥井望/監修 講談社

*「PTSD治療ガイドライン エビデンスに基づいた治療戦略」 金剛出版
 エドナ・B・フォア、テレンス・Mキーン、マシュー・J・フリードマン/編

 

 

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来談者中心療法

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来談者中心療法

1940年代にカール・ロジャースによって開発されたカウンセリングの立場


来談者中心カウンセリングでは、カウンセラーは来談者の内にある自己実現傾向を発揮できるように、共に悩み、共に考えながら、来談者の自己検討を援助していく存在である。

来談者が安心して自己のありのままでいられる場を提供し、
ありのままの自己を探索し表現することを促進させていく。
カウンセラーは来談者の語る内容を傾聴し、知的水準だけでなく、
感情的水準も理解して応答していく。

来談者はカウンセラーとの会話の中でありのままの自分に気づき(自己洞察)、それを受け入れ(自己受容)、より統合された自己の中で再度問題を解決しようと決心(自己決定)をする。

カウンセラーはこのプロセスに共に付き合い、援助してくれる存在である。


カール・ロジャースは、来談者をひとりのユニークな個人として尊重するということを示すだけでなく、「何がその人を傷つけているのか、どの方向に行くべきか、何が重要な問題なのか、どんな経験が深く秘められているかなどを知っているのはクライエント自身である」という確信を表した。

カール・ロジャースの考えは、個人を対象とした心理療法の範囲にとどまらず、グループや社会の人間関係まで広がった。このような、ロジャースの人間関係の成長に関する幅広い取り組みの総称を、「来談者中心療法」と呼ぶこともある。


1940年代から1950年にかけて来談者中心療法は日本に導入され、カウンセリング界に多大な影響を与えた。来談者中心療法(クライエント中心療法)は、ロジャースによって、非指示的療法から来談者中心療法、そして人間中心療法へと、時代を追って改名されている。


カウンセラーに必要な3つの態度条件

1、自己一致
2、無条件の積極的関心
3、共感的理解



カウンセラーの積極的傾聴により、クライエントは、より深く自分の感情や態度を探り始め、
以前には気付かなかった自分の面を発見するようになり、自分を大切にするようになる。
自分自身の心の声に耳を傾けるようになり、やがて自己否定の態度から自己受容する態度に移行していくことで、本来のクライエントらしさを取り戻して行く。

 

 

 

 

 


※参考文献:「現代カウンセリング事典」 國分康孝(編) 金子書房   
※参考文献:「カウンセリング事典」 小林司(編) 新曜社



 

 

 


●カール・ロジャース(1902~1987)アメリカの臨床心理学者

心理相談の対象者を患者ではなくクライエント(来談者)と称したのは彼が最初である。

 

クライエント(来談者)とは
生活していくうえで、何らかの困難や不安を持ったり、堂々巡りの悪循環に陥った時などに、
第三者の意見や援助を必要とする人。



クライエントとは顧客の意。
患者(patient)といわないところにカウンセリングの哲学がある。



すなわち、治療する人間、治療される人間というとらえ方でなく、
お互いに人間として仲間であり同格であるという思想が、
患者といわずクライエントと言わしめている。クライアントと発音する人もいる。



 

 

 


※参考文献:「カウンセリング辞典」 萩原公世・國分康孝(編) 誠信書房

 

 

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PTSDの診断基準

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PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断基準


 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断基準

 


【A】 その人は以下の2つがともに認められる外傷的な出来事に暴露されたことがある。

 

(1)実際にまたは危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事を、1度または数度、あるいは
   自分又は他人の身体保全に迫る危険をその人が体験し、目撃し、または直面した。

(2)その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。
注:子供の場合はむしろ、まとまりのないまたは興奮した行動によって表現されることがある。

 

【B】 外傷的な出来事が以下の1つ(またはそれ以上)の形で再体験され続けている。

 

(1)出来事の反復的、侵入的、かつ苦痛な想起で、それは心像、思考、または知覚を含む。
注:小さい子供の場合、外傷の主題または側面を表現する遊びを繰り返すことがある。

(2)出来事についての反復的で苦痛な夢。
注:子供の場合は、はっきりとした内容のない恐ろしい夢であることがある。

(3)外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする
  (その体験を再体験する感覚、錯覚、幻覚、および解離性フラッシュバックのエピソードを含む、
   また、覚醒時または中毒時に起こるものを含む)
注:小さい子供の場合、外傷特異的なことの再演が行われることがある。

(4)外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または外的きっかけに
   暴露された場合に生じる、強い心理的苦痛。

(5)外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または外的きっかけに
   暴露された場合の生理学的反応性。

 

【C】 以下の3つ(またはそれ以上)によって示される、
   (外傷以前には存在していなかった)外傷と関連した刺激の持続的回避と、
   全般的反応性の麻痺

 

(1)外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようとする努力

(2)外傷を想起させる活動、場所または人物を避けようとする努力

(3)外傷の重要な側面の想起不能

(4)重要な活動への関心または参加の著しい減退

(5)他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚

(6)感情の範囲の縮小(例:愛の感情をもつことができない)

(7)未来が短縮した感覚(例:仕事、結婚、子供、または正常な寿命を期待しない)

 

【D】 (外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状で、
    以下の2つ(またはそれ以上)によって示される。

 

(1)入眠、または睡眠持続の困難

(2)いらだたしさまたは怒りの爆発

(3)集中困難

(4)過度の警戒心

(5)過剰な驚愕反応

 


【E】 障害(基準B,C、及びDの症状)の持続期間が1ヶ月以上。

 


【F】 障害は、臨床上著しい苦痛、または社会的、職業的、
   または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

 

 

 

 

 

※参考文献:「DSM-IVーTR 精神疾患の分類と診断の手引」 高橋三郎、大野裕、染矢俊幸/訳 医学書院

 

 

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PTSD(Posttraumatic  Stress  Disorder)

心的外傷後ストレス障害の特徴


●PTSD(Posttraumatic  Stress  Disorder)は、

心的外傷後ストレス障害という病気です。

災害や事件などにあって、その体験がトラウマとなり、

生活に支障がでている状態を指します。

 

●災害や事件、事故による甚大な被害は、

人間の心にトラウマとなって残り、PTSD症状を引き起こします。

PTSDは、もとはアメリカで注目された考え方で、

戦争体験の後遺症として研究されてきた概念です。

それが日本で震災や事件にあった人にもみられることがわかり、

日本でも研究されるようになったのです。

 

●PTSD、トラウマという概念は、

このような経緯を経て日本社会に普及してきましたが、

まだ理解は十分とは言えず、多くの誤解をともなっているようです。

PTSD症状に苦しむ人が、周囲の誤解によって傷つき、

二次的な被害をうけることも決して少なくありません。

 

◆大きな災害や事件にあうと、精神的にダメージを受けます。

なかでも傷が深い人は、PTSDなどのストレス反応におそわれ

当時の恐怖を何度も思い出し、苦しみます。

 

 


PTSD 主な3つの特徴


*アメリカの精神医学会による診断基準では、PTSDの中核症状は主に3つに分かれています。

3つすべてが1ヶ月以上続く場合にPTSDと診断されます。

 

【再体験】

・トラウマ体験を思い出す。似たような状況におかれたとき不安や恐怖を感じる。

 

【回避・まひ】

・体験を思わせるもの、状況、場所、人などをさける。体験のことを思い出そうとしない。

 

【過覚醒】

・小さなことを気にするようになり、なんでもないことで驚いたり、怒ったりする。

・事件のことを思い出して気分が悪くなり仕事に集中できない。

 

◆対応◆ *事件後の変化を自覚する。

 

・事件後に自分の身に起きた変化のなかに、PTSD症状があります。

どのような変化があるか自覚して、そこを改善していくことが適切な対応です。

 

*心身や生活の変化を知る

*変化した部分を元に戻す

 

 

 

 

 


※参考文献
*「PTSDとトラウマのすべてがわかる本」2007 飛鳥井望/監修 講談社

*「PTSD治療ガイドライン エビデンスに基づいた治療戦略」 金剛出版
 エドナ・B・フォア、テレンス・Mキーン、マシュー・J・フリードマン/編

 

 

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知性化(防衛機制)

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● 防衛機制(※アンナ・フロイト)の中に「知性化」があります ●


「割り切れないもの、非合理的なもの、情緒的なものを知的に割り切ろうとすること」

・「知性化」は、アンナ・フロイトによって理論化された防衛機制のひとつで青年期によくみられる。

 

アンナ・フロイトによれば、自我に必要な能力のうち、


一般的かつ最も必要な初期に獲得されるべき能力のひとつとされている。


自我が不安をコントロールし、緊張を減少させるために、


心の葛藤や、感情、欲動などを衝動的に解放せず、それらを論理的にとらえて、


意識的に処理できるようにコントロールしようとするプロセス。

 



知性化」が働くと、感情や衝動欲求を直接的に表現したり、解放するのではなく、

もっぱら知性の働きによって観念的に対処してしまいます。

計算でもするかのようにアタマ(左脳)だけを使う感じでしょうか・・。



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心理学講座や本で知識を豊富にしていくと、この知性化がおこる場合があります。

「知性化」がおこると自分の問題がすべて解決できたような錯覚に陥るかもしれません。

この錯覚から抜け出すには、様々な方法を使ってひとつひとつ、

自分のカラダの内面に覚えさせていく作業(訓練)を繰り返していきます。



自転車で言えば「バランスをとり怪我しないように効率よく上手に乗りこなすこと」でしょうか。

そうなるためにはやはり、「練習」が必要ですね^^。

トレーニング中、なかなか思い通りにならないなぁ~と強く感じることもあります。

(知性化は、第2段階でしょうか。一番難関な段階かもしれません)



カウンセラーは伴走者になることはできますが「走者」そのものにはなれません。

主人公の「走者」はもちろん!あなた自身だからです。

 

 



【各段階】

● 第1段階:知識がない状態

● 第2段階:知識はあるができない状態

● 第3段階:意識すれば知識を使ってできる状態

● 第4段階:意識しなくてもできる状態

 


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※アンナ・フロイト(1895~1982)

精神分析の創始者:ジークムント・フロイトの末娘。1918年、父から精神分析を学ぶ。


「ウィーン生まれ:イギリスの精神分析家」「児童精神分析」の開拓者

子どもの精神分析に取り組み、両親の協力と治療を重視し、


自由遊びを中心とした児童分析を行った。

「遊戯療法」の先駆者。著書に「児童分析技法入門」(1927)がある。



防衛機制という言葉を初めて用い、


抑圧、退行、反動形成、隔離、投影、否認などを取り上げた。

 

 

 

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※「自我と防衛」1936 アンナ・フロイト/著 誠信書房
※「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣

 

 

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【防衛機制】 補足

フロイト(Sigmund Freud, 1856-1939)が最初に提唱した概念で、

後の精神分析家らにより発展した。

フロイトは、人のこころは3つの要素から構成されると考えた。

すなわち、人間が根源的に抱いている本能的欲動である、

イド(またはエス)、イドを制止する超自我(スーパーエゴ)、

そして両者の間で懸命に適切な道を探る自我(エゴ)である。

 

イドはそれ自体、本人にとっても認めがたいものであるため、

自我はそれを意識に上らないように様々なかたちで抵抗する。

 防衛機制とは、自我がイドに対して抵抗するために用いる手段をいう。

 

 

 

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フロイトによる防衛機制

 

抑圧

repression

 受け入れがたい本能的衝動が著しい苦痛や不快感を引き起こすとき、

これを意識から締め出し隔離することで、自我を守ろうとする試み。

たとえば、幼少期のトラウマ体験の記憶は、抑圧され意識されないだけでなく、

修正されることも癒されることもないまま、

幼少期の強烈さをそのままに心の奥深くに押し込められてしまう。

 

 

反動形成

reaction formation

 自我にとって受け入れがたい本能衝動の意識化を防ぐために、

その衝動とは反対方向の態度を過度に強調する機制のことである。

たとえば、心の奥底では強い憎しみを抱いている相手に対し、

敢えて親切に振る舞うことなどである。

 

 

退行

regression

 自我が衝動や葛藤についての不安から自らを守るために、

現在の状態より以前の状態へ、あるいはより未発達な段階や逆戻りすることである。

一般的に発達の観点からみた「子ども返り」と呼ばれる現象である。

以前の行動様式に退却・避難することで、衝動や葛藤を感じないようにする。

たとえば、弟あるいは妹が産まれ、母親がその赤子の世話をするのをみて、

先に産まれた子どもが不安や脅威を感じ、赤ちゃん返りする場合などがある。

 

 

隔離(分離)

isolation

 受け入れがたい感情や衝動と、思考や行為、意識内容、観念などを切り離すことをいう。

たとえば、何度も施錠など確認行為を繰り返したり、

衝動的に誰かを殺してしまうのではないかと考えて頭から離れなかったりする強迫性障害では、

その特有の強迫的・反復的な行為や観念により、

受け入れがたい感情を切り離しているとされる。

 

 

打ち消し

undoing

 過去の思考・行為に伴う罪悪感や恥の感情を、

それとは反対の意味を持つ思考ないしは行動によって打ち消そうとすることである。

たとえば、相手を非難したあとで、

しきりに褒めたり機嫌をとったりするような場合である。

 

 

投影

projection

 自分のなかにある受け入れがたい不快な感情や性格を、

他者が持っているかのように知覚することである。

たとえば、怒りっぽい人が、自らの怒りの感情を受け入れず、

それを他者に投影して逆に他者が自分に対して怒っているのだと決めつけるような場合である。

 

 

取り入れ

introjection

 一定の対象、その属性を心理的に自己の内部に取り入れることをいう。

ある対象(他者)との結びつきを求める欲動が、

何らかの困難に遭遇してあきらめざるを得ないとき、

その他者を模倣し、その人と同じように考え、感じ、ふるまうことによって、

その人を内に取り込む。この取り込みによって、

その他者との結びつきを果たそうとするのである(これは、同一視 identification と呼ばれる)。

たとえば、自分に自信のない人が、芸能人など憧れの人を模倣し、

その人と同じような格好をしたり話し方を真似たりする場合である。

 なお、取り入れには、同一視の他、口唇による「体内化」(incorporation)も含まれる。

 

 

衝動の自己への向き換え

turning the impulse against the self

 特定の対象に対する強い衝動(怒りであることが多い)を自分自身に対して向き換えること。

自我はこの怒りの感情が意識に上ることを恐れているのであり、

真面目な人が隠された怒りを自分自身に向け、抑うつ的・自虐的に陥ることが多い。

 

 

転倒

reversal into opposite

 特定の対象に対する感情が正反対の感情に置き換わること。

たとえば、ある女性と深い関係になることを強く欲しているが、

そうした自身の欲動を恐れている男性がいる。

男性は、相手の女性が自分と友人以上の関係を望んでいないことを感じ、

女性に対して強い怒りや恨み感情を抱くようになったというような場合である

 

 

 

 

 フロイトは、防衛機制と精神症状の間には、緊密な関係があると考えた。

たとえば、器質的病変の認められない機能障害であるヒステリー

(例:医学的に異常がないにも関わらず、麻痺や感覚消失などの身体症状を生じる。

現在の診断基準では、転換性障害や解離性障害として分類される)では

抑圧が、また上述の強迫性障害では、退行および反動形成、隔離、打消しなどの機制が働き、

さらに特定の対象を必要以上に脅威としてみなす恐怖症や妄想性障害では、

これらの機制に加えて投影が、うつ病では取り入れ(同一視)といった防衛機制が、

症状形成や固着に大きく関与すると考えた。

 

 

フロイト以後の防衛機制論

 その後、フロイトの娘であるアンナ・フロイト (Anna Freud, 1895-1982) は、

フロイトの防衛機制論を発展させ、

昇華 (sublimation) を新たに加えた10種類の防衛機制を提唱している。

この他、学説によってさまざまな分類が可能だが、

グリート・ビブリング (Grete L. Bibring (1899-1977) による分類も有名である。

 

 

昇華

sublimation

 受け入れがたい衝動を社会的に価値のある行動、

特に創造的な活動に変化させることである。

たとえば、父親に対する強い怒りを抱いている人が、

勉学に励み、外科医になることなどがこれに当たる。

 

 

防衛機制と脳科学

 防衛機制の概念を初めて提唱し、精神分析療法の創始者でもあるフロイトその人は、

もともとは神経科学者であった。

それにも関わらず、1885年に「Project for a scientific psychology」という本のなかで行った

神経科学と精神分析における諸概念を統合する試みを最後に、

その後の生涯で、神経科学について言及することは無かった。

フロイトがなぜ神経科学を捨てたのかに関しては諸論があるものの、

当時の神経科学技術はこころという現象に迫るうえで十分に発達していなかったということが

最も大きな理由とされる。

 

 近年の神経科学技術の飛躍的発展を受けて

神経科学と精神分析の融合を推進する動きもある一方で、

人のこころを客観的に量的に評価することで

生きた主観体験がないがしろにされてしまうという批判もある。

 

とりわけ防衛機制は本人にも意識されない心的働きを含むため、測定が難しい。

しかし、「カロリンスカ心理力動プロフィール」(Karolinska psychodynamic profile) [4] [5]や

「防衛機制評価尺度」(Defense Mechanism Rating Scales)、

「防衛スタイル質問票」(Defense Style Questionnaire 40) などによって

測定することは不可能ではないとも言われる[9]。

 

 

 とはいえ、精神分析の諸概念に対する実証的研究は非常に限られているうえに、

その神経科学的機序についてはほとんど検証されていない。

一定の可能性が示唆される抑圧と退行について取り上げる。

 

 

抑圧

 一言に抑圧といっても、含まれる心的働きは幅広い。

たとえば、上述のヒステリー症状や、意識・記憶・パーソナリティの不連続性を示す解離性症状

(dissociative symptoms) は、

もともとは抑圧から生じた精神症状であるとフロイトは記述している。

 

注:アーネスト・ヒルガード (Ernest R. Hilgard, 1904- 2001) は、

解離を抑圧とは異なる機制として位置付けている。

 

 

 たとえば解離症状は、トラウマ体験の記憶を抑圧し、

こころの奥深くにしまい込む心的外傷後ストレス障害(PTSD)においても認められる。

解離症状が優勢なPTSD患者では、トラウマ体験想起時に、

扁桃体活動や島で活動の低下がみられるのに対し、

内側前頭前皮質(mPFC)や前帯状皮質 (ACC) の吻側部(rACC)では

活動の増加がみとめられるという。

 

一般的に、交感神経系の活動亢進がみとめられる不安障害では、

情動刺激処理時には、扁桃体や島の活動は増加しており、

mPFCやrACCの活動は低下している。

これは、通常mPFCやrACCは情動中枢である扁桃体や身体感覚への

気づきを司る島の働きを制御しているが、

不安障害ではその機能が低下して、

扁桃体や島の過剰活動を制御できなくなっているためと考えられている。

 

しかし、解離症状主体のPTSDは、これとは正反対のパターンを示すのである。

このことから、解離において過剰に働いているのはむしろmPFCやrACCで、

扁桃体や島は本来あるべき機能を果たすことができない状態に陥っているという可能性が

指摘されている。

 

 一方、麻痺や感覚消失などの身体症状を呈する転換性障害でも、

上述と類似する脳領域で機能異常が認められている。

たとえば左腕麻痺を示す転換性障害患者に対し、

右腕を刺激した際には感覚運動野の活動が認められるが、

麻痺している左腕を刺激しても、感覚運動野の活動は生じない。

 

しかし代わりに、前頭眼窩皮質 (OFC) とACC (特にその脳梁膝周囲部) の賦活がみられることが

報告されている。

特に、ACCは部位によって複数の機能に関与するが、

これらの部位の働きは互い拮抗し合うとされる。

 

たとえば、尾側部のACCは意志により発動される運動を司るが、

脳梁膝周囲部は情動処理に関与する。脳梁膝周囲部が強い情動を処理している間は、

尾側部の活動は抑制されてしまう。

これらのデータから、転換性障害で見られる転換という現象は、意

識的制御とは独立して防衛的に働く原始的反射メカニズムであり、

特定の機能的領域が拮抗的に相互作用した結果として生じる一病態と考えることができる。

 

 

 

退行

 カタトニア (catatonia, 緊張病) は統合失調症にみられ、

激しい精神運動性の興奮状態と昏迷状態を繰り返し顕わす病態である。

ハリー・サリヴァン (Harry S. Sullivan,1892-1949) は、

強力な不安の影響下で自己体系がその統一を失う事態を統合失調症と捉え、

カタトニアは未熟で小児的な体験様式が蘇ってくるために出現すると考えた。

このため精神分析的立場では、カタトニアは感覚運動性の退行として捉えられる。

 

 

 無動性カタトニアを持つ統合失調症患者では、

無動性カタトニアを持たない統合失調症患者や健常者と比べて、

情動刺激処理時、内側OFCからmPFC、

運動前野および運動野に対する機能的連結性 (functional connectivity) が

有意に減少していたことが報告されている。

 

このため、内側OFCやmPFCといった

大脳皮質正中内側部構造(Cortical Midline Structures)は、

カタトニア患者における自己関連づけや同時発生的動作 (concurrent behavior) の破綻に関与し

感覚運動性の退行と関連する可能性が指摘されている。

 

 しかしながら、この他に退行について検証した神経科学研究は乏しく、

退行の神経機序に迫るためには様々な対象者における多面的検証が必要である。

 

 

 

 

 

 

 

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子どもの権利

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児童憲章(じどうけんしょう)

制定日:1951年(昭和26年)5月5日(こどもの日)



「 われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、

  すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。

  児童は人として尊ばれる。児童は社会の一員として重んぜられる。

  児童はよい環境の中で育てられる。 」     (「児童憲章」前文より)

 

児童憲章の条文】



一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保証される。


二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、 
   家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。


三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害から守られる。


四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、
   社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。


五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、
   また、道徳的心情がつちかわれる。


六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整つた教育の施設を用意される。


七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。


八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、
   教育を受ける機会が失われず、
   また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。


九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、悪い環境からまもられる。


十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。
   あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。


十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、
    適切な治療と教育と保護が与えられる。


十二 すべての児童は、愛とまことによつて結ばれ、
    よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

 

 

 

 


※「児童憲章」

 

 

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