カウンセリング: 2010年8月アーカイブ

働く人の電話相談室 ボランティア2010

 


◆9月10日「世界自殺予防デー」(WHO:世界保健機関)にあわせて

「働く人の電話相談室」が開設されます。

 

【開設期間】   9/10(金) 9/11(土) 9/12(日)
 
【ダイヤル相談】 0120-583-358 (※期間中のみの臨時電話回線です)

【開設時間】   10時~22時

 

 

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つらいこと、苦しいこと ひとりで抱え込まないで・・・

うまくいかないこと、こじれてしまったこと、

ぜんぶ自分のせいだと自分を責めないで・・・

そのつらい気持ち、話してみてください。

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【主催】 社団法人 日本産業カウンセラー協会

【協力】 日本労働組合総連合会(連合)

【後援】 内閣府/厚生労働省/中央労働災害防止協会
【後援】 独立行政法人 労働者健康福祉機構
【後援】 社団法人 全国労働基準関係団体連合会  
【後援】 日本産業カウンセリング学会/日本産業精神保健学会
【後援】 財団法人 産業医学振興財団
   

●●2007年度のスタートから4年目。皆様どうぞご活用下さい。


(*期間中は多勢の産業カウンセラーが交代で電話相談をお受けします)

 

 

 


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【ボランティア履歴一覧】・仙台カウンセリング 仙台心理カウンセリング

 

2009年

■2009年9月10日~12日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府・厚生労働省後援)

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2008年

■2008年9月10日~12日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府後援)

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2007年

■2007年9月10日~16日・・・『働く人の電話相談室』
 ・9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)
 ・日本産業カウンセラー協会主催(内閣府後援)

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【主催】 社団法人 日本産業カウンセラー協会
【協力】 日本労働組合総連合会(連合)

【後援】 内閣府/厚生労働省/中央労働災害防止協会
【後援】 独立行政法人 労働者健康福祉機構
【後援】 社団法人 全国労働基準関係団体連合会  
【後援】 日本産業カウンセリング学会/日本産業精神保健学会
【後援】 財団法人 産業医学振興財団
     


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つらいこと、苦しいこと ひとりで抱え込まないで・・・

うまくいかないこと、こじれてしまったこと、

ぜんぶ自分のせいだと自分を責めないで・・・

そのつらい気持ち、話してみてください。

 

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仙台心理カウンセリングでは 「基本指針」で掲げる「社会貢献」のひとつとして、

毎年、9月10日"世界自殺予防デー"(WHO)に開催される 「働く人の電話相談室」 において、

微力ながら、電話相談ボランティアへのご協力をさせて頂いております。

 

 


●仙台心理カウンセリング  【基本指針】

「共に学び共に成長する」 ... 共に成長する感動を分かちあう

「中立 誠意」 ・・・ 中立で誠意ある対応に努める

「社会貢献」 ・・・ 地域と社会に積極的に貢献する

 

 

 

 

~・・・  いつでもあなたのそばに ・・・~

 仙台心理のカウンセリング&心理学講座
 営業時間 *10:00~21:00
 定休日  *不定休(土日祝オープン)

〒981-1105 宮城県仙台市太白区西中田6-1-7
○●○・ 仙台心理カウンセリング&スクール ・○●○

 

 

 

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マイクロ技法

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マイクロカウンセリング  (micro counseling)

マイクロ・カウンセリング技法 (microskills)

 

 

 

◇さまざまなカウンセリング理論から技法を抽出し、それらの意味と目的を整理、統合した、

カウンセリング技法。

 

◇カウンセリング・プロセスを12段階に細かく分割し、それぞれの段階ごとに

既存のさまざまなカウンセリング・アプローチから抽出し、

再配分したカウンセリング技法のまとまりを指す。

 

 

 

 

※「マイクロ」という言葉は、「微少」というだけでなく、一つ一つ小単位ごと(一技法ごと)着実に、

綿密に、順次認識して学習していくという意味をこめて命名しています。

 

 

 

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【マイクロ技法・階層表】・12の段階

 

 

(1) 基本的関わり技法

・視線の合わせ方、言語的追跡および身体言語や声の調子への気配りなど傾聴の態度をとること。

 

(2)クライエント観察技法

・クライエントの非言語的なコミュニケーションに注意を払うこと。

 

(3)「開かれた質問、閉ざされた質問」

・質問技法にまとめられる。

「閉じられた質問」は、イエス、ノーで答えられる質問。

「開かれた質問」はクライエントが内容を具体的に答えられるようにする質問。

 

(4)はげまし、いいかえ、要約

・応答や明確化のこと。

「はげまし」は、「あいづち」や「うなずき」のことで、

カウンセラーがクライエントの話を聴いていることを伝える技法。

「いいかえ」は、クライエントのことばをカウンセラーのこころの中で再体験し、

カウンセラーのことばで返すこと。

「要約」は、クライエントのことばを整理し、明確にして伝え返すこと。

 

(5)感情の反映

・クライエントノ感情に対して応答することであり、カウンセラーが理解したクライエントの感情を、

伝え返すこと。

 

(6)意味の反映

・行動、感情、思考をつなぐクライエント独自の意味を、

クライエント自身が探り、発見することを援助すること。

 

(7)焦点の当て方

・クライエントの多岐にわたる訴えの中から、

クライエント自身が何に対して焦点をあてていくのかを援助するもの。

 

(8)積極技法

・積極技法は、指示、論理的帰結、自己開示、フィードバック、解釈、積極的要約、情報提供、助言

教示、意見、示唆など、より積極的、直接的にクライエントに影響を与えようとする技法。

 

(9)対決

・クライエントの矛盾、混乱、葛藤に非審判的な態度で対決していく技法。

 

(10)技法の連鎖および面接の構造化

・マイクロ技法を用いてカウンセリング・プロセスを組み立てていくこと。

 

(11)技法の統合

・マイクロ技法を用いて、効果的なカウンセリングを行うこと。

その時、カウンセラーは「技法の統合」に達したといえる。

 

(12)その他

 

 

 

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◇さて、この指標をアイビイは、「マイクロ技法(microskills)」と呼び、

「面接の時のコミュニケーションの技法の単位」と定義している。

 

マイクロ技法階層表によれば、「マイクロ技法」は、

 

「基本的なかかわり技法(かかわり行動)・(開かれた質問、閉ざされた質問)・

(クライエント 観察技法)・(はげまし)・(いいかえ)・(要約)・(感情の反映)・(意味の反映)」

*5段階の面接構造

*対決と発達状態の査定 

 

→ 「焦点の当て方」→「積極技法(指示)・(論理的帰結)・(解釈)・(自己開示)・(助言)・

(情報提供)・(説明)・(教示)・(フィードバック)・(カウンセラーの発言要約)」

 

→ 「対決(矛盾)・(不一致)」

 

→ 「技法の連鎖および面接の構造化」

 

→ 「技法の統合」

*独自のスタイルと理論

 

 

 

 

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 ◇

 

 

 

 

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【アレン・アイビイ】( 1933年~ )

 

1933年、米国ワシントン州に生まれる。

スタンフォード大学で心理学を専攻し優等で卒業後ハーバード大学で

教育学博士の学位を取得(カウセリング・ガイダンス専攻)。

コロラド州立大学カウンセリングセンター長兼準教授を経て

1988年現在マサチューセッツ大学カウセリング心理学教授。

 

長年の研究成果をもとに、マイクロカウンセリングの理論と実際を築き提唱し、

国内外において、その普及につとめる。

その体験からも文化的視点からも、ものごとを眺める姿勢を持ち続けている。

Microtraining Associates を設立し現会長。出版物は著書25冊、論文約130編。

 

 

 

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※【参考文献】

「カウンセリング大事典」2004 小林司/編 新曜社
「マイクロカウンセリングの理論と実際」2004 アレン・アイビイ/著 風間書房 
「マイクロカウンセリング技法」2007 アレン・E・アイビイ/著 風間書房 

 

 

 

マイクロカウンセリング  (micro counseling)

マイクロ・カウンセリングとは

 

 

 

◇アレン・アイビイ等によって開発されたカウンセラー養成のためのトレーニング・プログラム。

 

アレン・アイビイ等は、カウンセリングの数々の手法をいくつかに分類し、階層化。

初心者が段階を踏んで高度な技法を身につけられるようにするトレーニングシステムである、

マイクロカウンセリングを開発した。

 

マイクロ・カウンセリングは「マイクロ・カウンセリング/トレーニング」と称しているように、

カウンセリングの一理論を提供するのではなく、カウンセリングの諸理論のスキル(技法)を、

アイビイがいくつかに分けた指標(マイクロ技法と言う)に基づいて詳細に分析したものである。

諸理論の各技法はその指標によっていくつかの階層の中に位置づけられ、

各指標の活用程度に応じて諸理論の特質を分類することが可能になる。

 

その結果、カウンセリング諸理論を同一の土俵のもとで、より客観的に考察することが可能となる。

つまりマイクロ・カウンセリングはカウンセリング面接をより実効あるものにするための

理論体系であり、トレーニングの体系であるということが言うことができる。

 

こうした体系の基礎にあるアイビイの考えは「意図的面接(インタビュー)」への志向である。

アイビイは「マイクロカウンセリング」(1985)の中で意図的面接について次のように述べている。

 

「意図的面接では、ひとつの応答だけが正しいのではなく、

いかに数多くの応答が援助の可能性を持っているかということに注目する。

意図性こそが、効果的な面接を行う際の中心的なゴール」なのである。

「意図性」とは、いつどんな場面でどのような応答がより効果的であるのかについての

自覚的なカウンセリングを目標とするということである。

 

また、この体系に沿って学習することが有能なカウンセラーの養成にとって不可欠であると主張する。

 

 

 

 

※「マイクロ」という言葉は、「微少」というだけでなく、一つ一つ小単位ごと(一技法ごと)着実に、

綿密に、順次認識して学習していくという意味をこめて命名しています。

 

 

 

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◇さて、この指標をアイビイは、「マイクロ技法(microskills)」と呼び、

「面接の時のコミュニケーションの技法の単位」と定義している。

 

マイクロ技法階層表によれば、「マイクロ技法」は、

 

「基本的なかかわり技法(かかわり行動)・(開かれた質問、閉ざされた質問)・

(クライエント 観察技法)・(はげまし)・(いいかえ)・(要約)・(感情の反映)・(意味の反映)」

*5段階の面接構造

*対決と発達状態の査定 

 

→ 「焦点の当て方」→「積極技法(指示)・(論理的帰結)・(解釈)・(自己開示)・(助言)・

(情報提供)・(説明)・(教示)・(フィードバック)・(カウンセラーの発言要約)」

 

→ 「対決(矛盾)・(不一致)」

 

→ 「技法の連鎖および面接の構造化」

 

→ 「技法の統合」

*独自のスタイルと理論

 

 

 

以上の順で階層の高位に位置し、最上位の「技法の統合」の段階では、

面接に対するカウンセラー自身の概念と目標を作りだすことが可能になるという。

また、マイクロ技法は、クライエントとカウンセラー間のコミュニケーションの基本的な要素の分類にも

有用であるとされている。

 

例えば、「感情の反映」技法はロジャース派のカウンセリングでは、

最も重要視されるものであるのに対し、行動療法では、ほとんど用いられない。

精神分析や特性因子理論ではある程度用いられる。

また、「解釈」技法はは、ロジャース派ではほとんど用いられないが、

「精神分析」や「ゲシュタルト療法」では多用されている。

 

このようにカウンセリング・心理療法各派の技法はさまざまであるが、それらをマイクロ技法によって

分類することで、各理論の特質を明確にし、意図的な面接を実現することができるという。

また、カウンセラーのトレーニングにおいても上記の目標を明確にし、

被訓練者にカウンセリング・心理療法についての客観的な知見と目標を与えうると主張する。 

 

 

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 ◇マイクロ・カウンセリングは専門的なカウンセラー養成のためのプログラムであるとともに

さまざまな場所、状況における人間関係の改善や、

コミュニケーションの促進にとってもまた有用であるとアイビイは主張する。

たとえば、ビジネスやマネージメント、警察官の被害者に対する事情聴取において、

またソーシャルワーカーや看護師、医師が明確な診断を行なう時にも活用される。

 

さらに、異文化に共通して用いられる技法は何かといった、

文化人類学的な視点の構築にも寄与するところがある。

たとえば、「かかわり技法」「積極技法」は、どんな文化においても用いられているし、

マイクロ技法は、コミュニケーションにおける文化の差異を分析したり、

理解したりするのに有力な手段となるのである。

 

もし、マイクロ技法を意識し、意図的に用いるようになれば伝統的な文化を越えて、

お互いの意志伝達を促進することが可能になるという。

 

 

 

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【アレン・アイビイ】( 1933年~ )

 

1933年、米国ワシントン州に生まれる。

スタンフォード大学で心理学を専攻し優等で卒業後ハーバード大学で

教育学博士の学位を取得(カウセリング・ガイダンス専攻)。

コロラド州立大学カウンセリングセンター長兼準教授を経て

1988年現在マサチューセッツ大学カウセリング心理学教授。

 

長年の研究成果をもとに、マイクロカウンセリングの理論と実際を築き提唱し、

国内外において、その普及につとめる。

その体験からも文化的視点からも、ものごとを眺める姿勢を持ち続けている。

Microtraining Associates を設立し現会長。出版物は著書25冊、論文約130編。

 

 

 

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※【参考文献】

「カウンセリング大事典」2004 小林司/編 新曜社
「マイクロカウンセリングの理論と実際」2004 アレン・アイビイ/著 風間書房 
「マイクロカウンセリング技法」2007 アレン・E・アイビイ/著 風間書房 

 

 

 

折衷的カウンセリングの技術 (technique of the eclectic counseling)

折衷主義カウンセリングの技術

 

 

 

【折衷的カウンセリングの技術とは】

 

・折衷主義の立場に立って、特定の理論や技法にこだわらず、

クライエントに役立つことなら何でも取り入れる技術。

 

 

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・折衷的カウンセリングとは、特定のカウンセリング理論、技法にとらわれずに、

目の前にいるクライエントのために、複数のカウンセリング理論、技法を駆使して、

そのクライエントに最善の方法で接して行こうというカウンセリングの理論であり、

カウンセラーの態度、立場、哲学である。

統合主義カウンセリング、選択主義カウンセリングとも言う。

 

 

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折衷的カウンセリングの目標は、三つある。

 

1、クライエントの幸福感や適応感の向上

・適応状態に満足できないクライエントの個人的適応感を増加させ、満足な状態にまで高める。

 

2、環境に対する適応の改善

・社会的適応の増進である。たとえば、対人関係の改善・学力の向上・現実的な職業選択・

・幸福な結婚など社会的目標の達成を援助する。

 

3、不適応の兆候の除去

・それは、問題行動の単なる禁圧ではない。すなわち、

すべての問題兆候の改善を望ましい方向へパーソナリティの変容によってもたらすよう努める。

技術については次の四つの特徴が挙げられる。

 

 

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【技術:四つの特徴】

 

(A)クライエントの受容

・受容的態度はすべてのカウンセリングに一致しているのであるが、

次の4点に折衷的カウンセリングの特徴がある。

 

1:受容を重視する程度の違い。すなわちここでは「受容と同様に他の次元も重要である」と考える。

2:受容すなわち温かさをコントロールする。

3:受容の撤回を治療への動機づけに利用する。

4:報酬としての受容的態度を用いる。

 

 

(B)クライエントの発言の理解と反応

・クライエントの発言を形成している本質的な考え方を正しく理解することが大切である。

また、話の内容都感情とのどちらが重要であるかを決定しなければならない。

 

 

(C)責任の分担

・カウンセリングはその時の場面に適応するために責任が移動する共同作業である。

クライエントが自己の問題の探求についての責任をとろうとする意欲を向上させるために

責任の分担ということはカウンセリングでは重要な側面である。

 

 

(D)リード

・クライエントと責任を分担する程度を按配(あんばい)する技術をリードと呼ぶ。

リードの技術として14種類がある。

 

1、沈黙

2、受容

3、繰り返し

4、明瞭化

5、要約

6、是認

7、一般的リード

8、仮の分析

9、解釈

10、説得

11、深層解釈

12、否認

13、保証

14、新しい問題の導入

 

 

 

 

◇・現在は不適応の現れ方が複雑になってきたために、

一つの理論のみで対応ができなくなってきている。 

多くのカウンセラーは、折衷的立場でカウンセリングをしている。

 

  

 

 

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※【参考文献】

「事例 発達臨床心理学事典」1994 杉原・新井・渡辺弘純・庄司一子/著 福村出版
「カウンセリング大事典」2004 小林司/編 新曜社
「マイクロカウンセリングの理論と実践」2004 アレン・E.アイビイ/著 風間書房
「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書

 

 

折衷的カウンセリング (eclectic counseling)

折衷主義カウンセリング

 

 

 

【折衷的カウンセリングとは】

 

・折衷的カウンセリングとは、特定のカウンセリング理論、技法にとらわれずに、

目の前にいるクライエントのために、複数のカウンセリング理論、技法を駆使して、

そのクライエントに最善の方法で接して行こうというカウンセリングの理論であり、

カウンセラーの態度、立場、哲学である。

統合主義カウンセリング、選択主義カウンセリングとも言う。

 

 

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◆1955年にオールセン(M.M.Ohlsen)は、

支持的な方法と非支持的な方法とを統合することを記している。

支持的技術によって診断を、非支持的技術によって感情への反応を目指した。

彼、オールセン(M.M.Ohlsen)は別のクライエントに別の技術を使うばかりではなしに、

同一のクライエントに対しても、時期によって、これらを交互に使うことを考えた。

※文献「グループカウンセリング1972年」 M.オールセン 中野・伊東博/翻訳 誠信書房

 

 

◆ラガルス(A.A.Lagarus)は、クライエントのパーソナリティが

次の七つの機能を統合したものからなると考え、

これらに対してかわるがわる働きかけることを提案した。

 

1:行動

2:情動プロセス

3:感覚

4:イメージ

5:認知

6:対人関係

7:生物学的機能(Biggs)

 

 

現在(2004年)ではカウンセラーの30~50%が折衷的カウンセリングを行っているといわれている。

しかしこれには、賛否両論あり、混乱を起こしかねない。

これを防ぐためにはカウンセラーの技術のレベルが高くなければならない。

 

 

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◆最近では、ジェラルド・イーガン(Gerard  Egan)によるイーガン・アプローチ(1990年)が

各種の理論から採った「問題を扱うためのモデル」を系統的に使うことによって

安定した援助を出来る点で注目されている。

問題を正確にとらえ、問題をおこしている状態を明確にして、

問題を起こす機会を減らそうというものである。

対人関係の態度とコミュニケーション技術を統合し、目標を定めることで、影響力・行動を強調する。

発展的折衷的カウンセリングまたは系統的折衷的カウンセリング Feltheam and Drydenn

 

 

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◆國分康孝によれば、カウンセラーは精神分析、来談者中心療法、行動療法、特性・因子理論、

実存主義的アプローチ、交流分析、ゲシュタルト療法、論理療法など八つの方法の理論と技法を

身につける事が必要である。

この中で、國分が特に強調するのは精神分析、来談者中心療法、行動療法の三つである。

この三つの理論と技法に精通していれば、基本的にはほとんどのクライエントを援助できる。

 

精神分析理論でクライエントの問題をつかみ、

来談者中心療法でクライエントとのリレーション(関係) を作り、

行動療法の技法を用いてクライエントの問題解決を援助する。

 

折衷主義の立場に立つカウンセラーは、

少なくともこの三つの理論と技法を自分のものにしておく必要がある。

 

◎ マイクロカウンセリング(アレン・アイビイ)

◎ ヘルピングカウンセリング(ロバート・カーカフ)

◎ 論理療法(アルバート・エリス)

 

 

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【アメリカにおける折衷的カウンセリングの動向】

 

アメリカにおける折衷的カウンセリングの動向としては、

・マイクロカウンセリング(アレン・アイビイ)

・ヘルピング(ロバート・カーカフ Robert R.Carkhuff)

・論理療法(アルバート・エリス)

 

以上の三つをあげることができる。

 

 

 

【アイビイのマイクロカウンセリング】

・さまざまなカウンセリングの技法を受身的なものから能動的なものへと、直接的、段階的に並べて

クライエントの問題によって段階的に技法を選択して面接を行う。

選択主義的な折衷主義である。

 

 

【カーカフのヘルピング】

・カウンセリングを援助活動(ヘルピング)ととらえ、

援助過程をかかわり技法、応答技法、意識化技法、手ほどき技法の4段階にまとめた、

統合主義的な折衷主義である。

 

 

【エリスの論理療法】

・それまでのさまざまなカウンセリング技法を、ビリーフの修正に効果が上がるように

統合した折衷主義である。

 

 

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◇さまざまな悩みや問題を抱えて相談に訪れるさまざまな個性のクライエントに対して、

ただ一つのカウンセリング理論・技法だけに固執して面接を行うのは、

理論中心のカウンセリングであり、真の意味での来談者のためのカウンセリングではない。

もちろん、極端に自分の専門から離れた問題をもちこんだクライエントについては、

その問題を専門とする他のカウンセラーにリファーしなければならないし、それが倫理である。

 

しかし、さまざまな個性をもったクライエントがさまざまな問題を抱えているのが現実であるから、

カウンセラーが自分の好みに合わない問題を抱えているクライエントには面接しないというのでは、

カウンセリングの理論のためにクライエントを探しているようなもので、

カウンセラーが自分のためにカウンセリングを行っているということになる。

 

ある特定のカウンセリング理論・技法の研究者であるならばそれで良いであろうが、

カウンセラーの仕事は臨床が主である。少しでも多くのカウンセリング理論や技法に精通し、

より多くの症例に接して自分の技量を鍛え、クライエントの個別の問題に対して、

それまでの自分の全経験の中から、そのクライエントの問題に最も適する理論・技法を選んで

面接に当たるのが、本来の意味でのカウンセリングではないだろうか。

このように考えるのが折衷的カウンセラーの立場である。

 

 

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【折衷主義の立場に立つカウンセラーの心構え】

 

・折衷的カウンセリングはさまざまなカウンセリング理論の技法を用いるために、

ややもするとそれらの技法をモザイク的に並べることになってしまうことがある。

これを防ぐためには、多くのカウンセリング理論の中から、

核になる理論を一つか二つ決めておくと混乱しなくて良いであろう。

 

また、さまざまな技法に振り回されずに、それらの技法を使いこなすためには、

自分の哲学をきちんともつことが重要である。

人間観、治療観が揺れ動くようではカウンセリングはできない。

自分のよって立つ哲学をはっきりさせることで、

人間観、治療観をゆるぎないものにしておく必要がある。

 

さらに、折衷的カウンセラーの中にはさまざまな理論や技法を知っているだけに、

一人のクライエントにさまざまな技法を試してみようとして、

クライエントを抱え込みすぎるカウンセラーが現れる可能性は否めない。

自分の手にあまるクライエントをベテランのカウンセラーにリファーすることも、

カウンセラーとしての倫理であり、勇気である。

 

 

 

 

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※【参考文献】

「カウンセリング大事典」2004 小林司/編 新曜社
「マイクロカウンセリングの理論と実践」2004 アレン・E.アイビイ/著 風間書房
「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書

 

 

 

論理療法の理論

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論理療法

 

論理療法の理論

 

*論理療法は、1955年

アメリカの心理学者:アルバート・エリス Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

によって創始されたカウンセリングの理論です。

 

非論理的な思考を見つけて取り出し、それに有効な反論を加えて、

次第に考え方を変更するように導き、適切な思考を取り戻すことによって、

よりよい自己実現と幸福な生活に向かうことを援助します。

 

 

 

◆ A (activat-ing event 出来事)

◆ B (belief system 受け取り方)

◆ C (consequence 感情、行動)

◆ D (dispute 反論)

◆ E (effect 効果)

 

 

 

A(出来事)が、C(感情・行動)を生むのではなく、

B(受け取り方)が、C(感情・行動)を生むという考え方をします。

 

A(出来事)が変化しなくても、

B(受け取り方)が変われば、C(感情・行動)も変わります。

 

これを、ABC理論と言います。

 

 

B(受け取り方)には、

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)と

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)の2種類があります。

 

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)は、

「~にこしたことはない」と考え、柔軟性と論理性があり、

現実に合った、健全な目標を達成するのに役立ちます。

 

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)は、

「~ねばならない」「~すべきである」と考え、頑固で非論理的で、

現実と一致せず、健全な目標を妨げます。

 

 

イラショナル・ビリーフ(間違った受け取り方)に、D(反論)を加えて、

ラショナル・ビリーフ(正しい受け取り方)に変えることによって、

よりよいE(効果)を得ます。

 

これを、ABCDE理論と言います。

 

 

 

 

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【論理療法の過程】 プロセス

 

1、問題を尋ねる

 

2、C(感情・行動)を査定する

 

3、A(出来事)を査定する

 

4、B(受け取り方)とC(感情・行動)の関連を伝える

 

5、B(受け取り方)を査定する

 

6、イラショナル・ビリーフとC(感情・行動)を関連づける

 

7、イラショナル・ビリーフにD(反論)する

 

8、ラショナル・ビリーフへの確信を深める

 

9、宿題

 

10、宿題のチェック(5項目)

 

a : クライエントが、A (出来事)に直面したか

b : クライエントが、B (受け取り方)を変えたか

c : クライエントが不適切で否定的な感情を起こす頻度が以前より少なくなっているか

d : クライエントが不適切で否定的な感情を起こすときの強さが以前より弱くなっているか

e : クライエントが不適切で否定的な感情を起こす時間が以前より短くなっているか

 

 

 

 

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【アルバート・エリス】 Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

 

 

・アメリカの心理学者。

 

論理療法の創始者であり、ニューヨーク市で論理療法研究所を主宰している。

エリスの理論では、人間の認知・感情・行動は互いに影響し合っており、

論理療法は、この3つの側面を統合的にとらえるという特徴をもつとしている。

 

・論理療法では、クライエントの非現実的な信念や思考過程の修正を求め、

新しいシェマを通じて環境と関わることを目指す。

エリスは結婚、家族、性の問題についての治療、研究を積極的に行っている。

 

 

 

 

 

 

 

※【参考文献】

「論理療法入門」1998 ウィンディ・ドライデン/著 川島書店
「実践論理療法入門」1997 ウィンディ・ドライデン レイモンド・デジサッピ/著 岩崎学術出版
「論理療法」1981 アルバート・エリス R・A・ハーバー/著 川島書店
「自分をみじめにしないためには」1996 アルバート・エリス/著 川島書店
「自己変革の心理学」1990 伊東順康/著 講談社現代新書
「自己発見の心理学」1991 国文康孝/著 講談社現代新書

 

 

論理療法

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論理療法 (合理情動療法・合理情動行動療法)

 

*考え方を変化させることで、行動や感情の問題を改善する

アメリカの心理学者:アルバート・エリス Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

の創始した心理療法。

 

 

 

論理療法とは

 

アメリカの心理学者:アルバート・エリス Ellis,Albert  (1913年9月27日~2007年7月24日)

により始められた心理療法。合理情動療法と訳されることもある。

 

近年ではアルバート・エリス自らが「行動」の文字を加え、

REBT(rational emotive behavioral therapy)と命名している。

 

 

 

認知、すなわち考え方の変容を治療目標とする1つの治療体系である。

人の行動や感情は、周囲からの刺激によってのみ起きるのもではなく、

その刺激をどのように解釈したのか、などという認知的変数によって生じると考えた。

この点では、アーロン・ベック(1921年~)によって開発された認知療法と同じである。

 

 

 

 

 

◆論理療法とABCシェマ

 

・論理療法の特徴はABCシェマと呼ぶ理論に集約される。

Aは、activat-ing event の略であり、その後の一連の反応を導き出す原因となる出来事である。

 

Bは、belief であり、信念(ビリーフ)と訳される。

これは、Aについての思考や信念などの認知的変数を表す。

 

Cは、consequence で、Bから生じた情動的あるいは行動的結果であり、反応のことである。

 

 

 

◆論理療法のプロセス

 

・クライエントにとっては出来事Aが結果Cを直接引き起こすように思われる。

しかし、実は、出来事と結果の間に、信念Bと呼ぶ認知スタイルが存在する。

この時、結果Cがその人にとって不幸な状態であるならば、

そのクライエントを不幸にする考え方や思考スタイルを、

非合理的な信念(irrational belief)と呼ぶ。

 

 

論理療法ではABCシェマの構造について学び、非合理的な信念に代わって、

問題を軽くする思考スタイル、つまり合理的な信念(rational belief)を用いるよう勧める。

 

信念の変更に抵抗がある場合は、論争(dispute)などの方法を用い、

そのうえで実際の場面で合理的信念(rational belief)を適用する宿題(homework)を行わせる。

 

 

 

 

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【アルバート・エリス】 Ellis,Albert (1913年9月27日~2007年7月24日)

 

 

・アメリカの心理学者。

 

論理療法の創始者であり、ニューヨーク市で論理療法研究所を主宰している。

エリスの理論では、人間の認知・感情・行動は互いに影響し合っており、

論理療法は、この3つの側面を統合的にとらえるという特徴をもつとしている。

 

・論理療法では、クライエントの非現実的な信念や思考過程の修正を求め、

新しいシェマを通じて環境と関わることを目指す。

エリスは結婚、家族、性の問題についての治療、研究を積極的に行っている。

 

 

 

 

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【アーロン・ベック】 Beck,Aaron T. (1921~  )

 

・アメリカの精神科医。

うつ病を中心としたさまざまな精神障害や

パーソナリティ障害に対する認知療法を創始し、体系化した。

 

・アーロン・ベックは、

うつ病には特有の思考内容や

非論理的で非現実的な思考パターン(認知のゆがみ)のあることを観察し、

うつ病患者の障害はこのような思考障害ゆえに生じるという仮説のもとに、

認知の歪みのもととなる個人のスキーマ(価値観、信念)を修正することが出来る事を示した。

 

 

 

 

 

 

 

※【参考文献】:「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書

 

 

 

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