交流分析|ドライバー 拮抗禁止令

 

 

●禁止令に拮抗するという意味で拮抗禁止令と呼ばれる(以下の5つのドライバー)

「完璧であれ」「他人を喜ばせよ」「努力せよ」「強くあれ」「急げ」

 

交流分析(TA)では、人は誰でも幼児期の養育者とのやり取りから

「自分をかなしばりにするもの」を身につける。

少し成長してからそれを乗り越える「上手く生きていく知恵」を身につけて、

この世の荒波を乗り越えようとする。

 

その中で利き過ぎて自分を「駆り立てるもの」となってしまったものが

「ドライバー」と言われるものである。

「駆り立てるもの」は、人生の重要な場面やストレス状態で行動の癖として現れ、

トラブルや不幸の基になっている。

 

「駆り立てるもの」は人によって身につけているものが異なる。

いつもイライラしている人は「急げ」に駆り立てられているのであろう。

「駆り立てるもの」には次の5種類がある。

まず、自分が持っている「駆り立てるもの」、即ち、「いつも自分を急き立てているもの」から

解放されれば、自分らしい楽な自分に変身出来る。

「あなたは、次の内、どの「駆り立てるもの」をもっていますか? 次の特徴から選んでみましょう」

 

 

1.【完全であれ・完璧であれ】


何かしようとするとき、繰り返し「完全にやりなさい」と言われていました。

大人になっても「完全にやらなければならない」と、自分は勿論、他人に対しても完全を要求します。

また、好い格好をしたいので、大げさに言ったり、余計なことを言ったりします。

また、他人の短所をつい指摘したくなります。途中での中断が嫌いです。

相手の質問に答えられないと、惨めな思いがこみ上げ、焦ってうろたえます。

(身体の特徴:緊張・肩こり・頭痛・正しい姿勢・高い声で語尾が下がる・オーバーなジェスチャー)

 

2.【他人を喜ばせろ】

繰り返し「喜ばせなさい」と言われていました。他人には優しく心から喜んで貰えるように努めます。

また人が私を喜ばせるのは当然のことと思っています。また、他人への思いやりは強く、

自分を犠牲にしてまでも他人につくすので自分が不自由です。

人からどう思われているか気になり、冷たくされたり、拒否されるのは、とても恐ろしいことです。

(身体の特徴:胃痛・無理をする・低姿勢・丸い背中・うなずき・前かがみ・穏やかな声・和顔)

 

3.【一生懸命にやれ・努力せよ】

繰り返し「一生懸命やりなさい。努力しなさい」と言われていました。

大人になっても「何事も努力が肝心だ」と思っています。結果よりも努力が大事です。

ただ努力さえしていれば大丈夫です。努力!努力!これ以外にありません。結果は二の次です。

私は「質問にずばり答えないで、歯切れがわるく煮え切らない」と人に言われることがあります。

これは一生懸命に、より良い答えをしようとする努力の表れです。

(身体の特徴:肩こり・胃に緊張感・かたい姿勢・早口・いつも説得調・力強いジェスチャー

・厳しい表情・前のめり)

 

4.【強くあれ】 

親から繰り返し「泣いてはいけない、こらえなさい、我慢しなさい」と言われていました。

大人になっても喜怒哀楽を表にださず厳しく自分をいましめています。

弱い自分をさらけださないように、自分のしたことを周囲に知られないように注意します。

映画をみたり、小説を読むときも、感動、感激したりしません。

他人が簡単に泣いたり、喜んだりするのをみると嫌になります。

私の話し方は単調で抑揚がないためか「強がってて、何を考えているのかわからない」などと

いわれ、無性に腹が立つことがあります。

(身体の特徴:胃潰瘍・腕組み・脚組み・低音で大声・への字の口・無表情・反応に間)

 

5.【急げ】

繰り返し「急ぎなさい」「早くしなさい」といわれたので、大人になっても、

私はいつもセカセカしています。時間を気にしてよく時計を見ます。

本を読んでいる時でも、次は何をしようか考えていることがあって、

どこを読んでいるのかわからなくなります。

待つことが苦手で、何かしていないと気が落ち着きません。

駅で電車を待っているときでも、読書、メール、足踏み、何か動作をしていることが多いです。

いつも焦って、早めに仕事をこなしますが、じっくり検討する時間も惜しむので、

中途半端になりがちです。

(身体の特徴:セカセカしている・前かがみ・イライラ・大声で早口・ポイントしか話さない

・話を中断する・眉間に皺・目つきが悪い・目つきが突然変わる)

 

 

 

◆人生の重要な場面、ストレス状態では、これらが強力に現れる。

それを実行していることに自分が気づいて手放せば人生が変わる。

 

 

 


 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

※【参考文献】

「わかりやすい交流分析」2009 中村和子,杉田峰康/著 チーム医療   
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版
「自己実現への再決断」 グールディング/著 星和書店

 

 

 ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

交流分析|禁止令

|

交流分析 禁止令

 

交流分析は、13の禁止令を述べている。

禁止令は「~するな」と、一般的には非言語的に伝えられるメッセージで、

子供の頃の信条や人生脚本に組み込まれたメッセージである。

 

存在するな、自分自身であるな、自分の性であるな、子供であるな、成長するな、

成功するな、重要であるな、所属するな、近づくな、健康であるな、考えるな、感じるな

加えて、エピスクリプト(かりたてるもの)というものがある。

 


『グールディングの禁止令』

 

子供に対して親から送られるメッセージの中には、子供の心を徐々に蝕み、

不登校や非行などの要因となる言葉があります。

グールディング夫妻は「するな」という否定的なメッセージを12種類定めて、

それを【禁止令】と名づけました。

 

下記12種類(グールディング夫妻の禁止令は<>内の言葉です)

 

1 <するな>

恐怖心の強い親たちによって与えられる。彼らは子供に「階段のそばに行ってはいけません」

「木のぼりをしてはいけない」「ローラースケートはだめよ」など。(過保護)

 

2 <存在するな>

「あんたなんか生まれてこなければよかったのよ」に代表される、最も否定的で強烈な禁止令。

「あなたたち子どもさえいなければお父さんと離婚するんだけど」的な、

微妙な形で与えられる。虐待など含む。

 

3 <親しくなるな><近寄るな>

決定的な愛情不足、スキンシップ不足からくる禁止令。

親の離婚や別居の経験。養育者が何度も変わった子が受けやすいといわれています。

親しくなってもいずれは死ぬ。

 

4 <重要であるな>

「黙っていなさい」「こどもはあっちへ行ってなさい」など大人ばかりを尊重し、

こどもの主張を認めない抑圧的な家庭から受けやすいメッセージ。

こどもは自分を軽視し、目立たないように生きようとする。

 

5 <子どもであるな>

経済的に貧困で早くから稼ぎ手とならざるを得なかったり、あまりにも厳格で

童心を許さない家庭などが与えやすいメッセージと考えられます。

父親が死んで「あなたが頼りよ」と言われた長男がその期待にこたえようとする例など。

 

6 <成長するな>

過保護な母親にいつまでも「○○ちゃんが一番大事よ」と溺愛されたり、

祖父母に猫かわいがりされた場合にこの、禁止令が書き込まれる可能性があります。

末っ子や一人っ子がもらいやすいといわれています。

 

7 <成功するな>

「おまえは肝心なところで失敗する」「お前は何をやっても駄目だ」に代表される禁止令で

挫折や失敗に結びつくメッセージ。

 

8 <男(女)であるな>

「女は損よ」「あんたが男の子だったらねぇ~」といった性のアイデンティティを否定するメッセージ。

 

9 <健康であるな、正気であるな>

体が弱いのだから無理をするな 子どもが病気の時は熱心に世話をするが、

普段はあまり子どもにかまわない親からもらいやすい禁止令。

子どもは「病気になればかわいがってもらえる」という思いから

「不健康になろう」と決心してしまいます。

 

10 <属するな>

「あんな子と遊ぶな」「部活なんかしていたら受験に失敗するよ」など、

非社交的だったり子どもの活動を制限したりする親から受けやすいメッセージ。

子どもは「自分はどこにも属さないから誰からも愛されない」と決心する可能性があります。

 

11 <それについて考えるな>

何かしようとするたびに「危ないからダメよ」親の言うことを黙って聞け、などと禁じてしまうものです。

こどもは「自分で判断しない方が良い」と思い込み、消極的で優柔不断な人になってしまいます。

両親のエゴグラム上の「A」が極端に低い場合に受け取る禁止令。

問題がおこるとおろおろするなど、混乱しやすく頼りない親を見て、

子どもは「難しいことは考えまい」と思うのです。

 

12 <感じるな>

「泣く子は嫌い」など、悲しみや怒り、喜びなどの感情を禁じる禁止令です。

この禁止令が強く働くと「感情を表現してはいけない」「身体感覚を感じてはいけない」

というメッセージを受け止め、心身症に陥る可能性があります。


 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

※【参考文献】

「わかりやすい交流分析」2009 中村和子,杉田峰康/著 チーム医療   
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版
「自己実現への再決断」 グールディング/著 星和書店

 

 

 ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

ラケット感情

|

ラケット感情 交流分析

 

*「ラケット感情」は慢性で定型化された不快感情(いやな感じ)。

*「ラケット」は自分でお膳立てしてその感情を味わう過程という意味。

 

なお、ラケット・システムは"感情、思考、行動を含む(心身相関の)歪んだシステムで、

個人が脚本を維持するために自ら強化しているもの"と定義されます。

ラケットとは、「感じられた感情」を認識するものと、

実際の感情を「認めない」として目を向けない2つの行動である。

 

これは、より専門的に説明するならば、子供の頃に培われた、

多くのストレスのある環境の中で経験された、

とても馴染みのある感情であり、A(Adult)としての解決策が適応できないものである。

そして、「今、ここ」の状況に適して対応できるA(Adult)の感情と反応に代わって、

必ず現れるのが、これらラケットと心理ゲームである。

 

////////////////////////////////////////////////////////////

 

ラケット感情

ラケットとは、「今-ここ」を考えるA(Adult)の思考よりも、

子供のころに形成した脚本による行動である。

そしてこの行動は、ラケット感情(幼い頃に感じ慣れた感情)を体験し、

現状起こっていることを内部的に正当化するために、

 

(1)実際の問題の解決というより、脚本に行動をあわせるために環境を操作する

(2)埋め込まれているゴールは、問題を解決するためにはさほど良く働かない

 

 

【ラケット感情の性質】

 

1. 人が心理ゲームを演じるとき、その結末として、きまって味わう不快な感情

2. 幼時期に学習され奨励されたもので、成人の問題解決の手段としては不適切な感情

3. 真実の自然な感情をカモフラージュした人工的な感情

4. それに耽溺していると、愛情や承認(ストローク)が必ず到来するという空想に基づいている

5. 他人を変えようという企みが隠されている

6. この感情に支配されると、人は現時点に不釣り合いな感情反応を示す

7. 少しずつ積み立てられたり、その奥にひそむ真の感情が未処理なままに放置されると、

次のトラブルへの準備をうながす→結末感情(心理ゲームの終わりに味わう、

もやもやした不快感情。憂うつ、怒り、悲しみ、恐怖、罪悪感、後悔などが代表的な感情である)

 

ラケットとは、個人が、自分でも意識しないまま周囲を操作して、

自分の脚本を強化していくことを意味します。

幼児期に親の愛情を得る手段として形成された一種の感情の条件反射で、

その後の人生においても持続するものを言います。

☆精神分析的に言えば「幼児期に身につけた本能的、感情的生活の歪み」

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

※【参考文献】

「わかりやすい交流分析」2009 中村和子,杉田峰康/著 チーム医療
「エゴグラム」2000 ジョン・M. デュセイ,池見 酉次郎/著 創元社

「心身症の治し方がわかる本」2007 岩崎靖雄 主婦の友社
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 


【ブリーフセラピー brief therapy】 ・短期療法

 


・ブリーフサイコセラピーとは、クライエントの問題解決を短期に目指す心理療法。

・1980年代以降、社会的に治療の短期化・効率化が求められるなかでアメリカを中心に

世界的に広まり、現在世界の心理療法家に大きな影響を与えつつある心理療法の流れを指す。

 

・1960年代に米国カルフォルニア州において、MRI(Mental  Research Institute)に、

BFTC(Brief Therapy Center)が創設されたことに始まります。

実質的なリーダーはジョン.ウイークランドとリチャード.フィッシュ。

その後ブリーフーセラピーに大きな影響を与えたグループは、

G.ベイトソンのグループとM.エリクソンのグループでした。

 

・広義には治療期間が短期でありながら、より効果的で効率的な治療を目指す心理療法のこと。

これはクライエントの中心的葛藤に焦点を合わせ、

自律性を尊重し社会適応をねらう簡易心理療法である。

 

・狭義には、正統的な精神分析療法を踏まえて、その批判と新たな展開として生じてきたもので

人格の再構成ではなく、

1、現在の症状や不適応状態の消失、改善。

2、将来の情緒的な問題の予防に焦点をあてる心理療法である。

 

 

【ブリーフセラピー(短期療法)の期間について】

・MRIでも、BFTCでも「7回以下の面接で72%のケースの問題を解決する」

・ブリーフセラピーのポイントは、精神分析のように過去の問題の「根源」を発見する事を

即治療とは考えません。

「なぜ問題が起きたか」よりも「この問題の解決に今何が使えるか」を重要視する、

問題解決志向アプローチであると言えます。


 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆
☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

◆ブリーフサイコセラピーの歴史と理論◆


・ブリーフサイコセラピーは、短期精神療法とM.H.エリクソン(1901~1980)の

治療に関する技法から発展してきた。

現在ではその治療モデルは、J.ヘイリーらの戦略的治療モデル、

MRI(Mental  Research Institute)モデル、および問題解決思考モデルを背景とする。


・「危機介入法」「ブリーフサイコセラピー」「緊急ブリーフサイコセラピー」「短期心理療法」

「焦点心理療法」「時間制限心理療法」などと名付けられた方法論を持っている。

・8回程度の面接で7割程度の問題の改善が見られるとされる。

 


・戦略的治療モデルは問題の根底に一定の構造を仮定し、

構造の変化に働きかけようとするものである(構造主義)

・MRIは相互作用の連鎖や個人の認知の変容を重視する。

・解決志向モデルは構造主義の立場をとり、治療者とクライエントがコミュニケーションを通じて、

互いの主観が構成する現実を、新たな現実に作り変えることに重点がおかれる。

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆
☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 


◆ブリーフサイコセラピーの技法◆

 

・以上の理論から、さまざまな技法が開発されているが、治療者は会話をリードし

クライエントが問題を解決して行けるように導くために、

例えば「例外を見つける質問」「ミラクル・クエスチョン」などの質問技法や、

問題解決に焦点をあてた介入技法(「コンプリメント」「予想の課題」)など、

数多くの技法が開発されてきている。

 

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 


【ミルトン・H・エリクソン】


ミルトン・エリクソンは20世紀最大の心理療法家とも言われています。

ミルトン・エリクソンの名は、ミルトン・エリクソンの巧みな言葉遣いを分析、体系化した

『ミルトンモデル』として残っており、第三世代の神経言語プログラミングでも学ぶことが出来ます。

神経言語プログラミング(NLP)は3人の天才的なセラピストのクライアントに対するアプローチ法を

調査分析し、体系化することによって原型が作られました。

その3人のセラピストの中のひとりが、M.H.エリクソンです。

 

 

【神経言語プログラミング:ミルトンモデル】

ミルトンモデルとは、言葉を意図的に曖昧に使うことで聞き手に

自分自身の内的な体験に当てはめてその言葉を解釈させます。

ミルトンモデルにそった言葉遣いによって、表層意識の抵抗を受けずに

潜在意識にダイレクトに働きかけることが可能となり、無意識とリソースを活用することができます。

 

 


【神経言語プログラミング:M.エリクソン】

催眠療法家として知られるM.エリクソン(Milton H Erickson 1901-1980)は、

アメリカ臨床催眠学会の創始者で、初代会長もつとめました。

晩年は催眠の臨床性・実践性向上のため、

精力的にワークショップを開き世界各国を行脚したことで知られています。

彼の技法は「ユーティライゼーション(Utilization;利用できる物はなんでも利用する)」を旨とし、

臨機応変・変化自在な手法で、その名人芸とも言えるアプローチ手法から、

「魔術師」と呼ばれました。

 

 

★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「産業カウンセリング」1999 内山喜久雄/編著 日本文化科学社
「短期療法ガイドブック」 若島孔文,長谷川啓三/著 金剛出版
「解決のための面接技法」 P・ディヤング,I・K・バーグ/著 玉真慎子・住谷祐子/監訳 金剛出版 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

【リアリティセラピー reality therapy】 ・現実療法

 

・精神科医ウイリアム・グラッサー William Glasser(1925~  )によって提唱されたカウンセリング手法。

・現実療法(リアリティセラピー)は、非行少年・少女を中心にカウンセリングや心理療法を行い、

その更正に力を尽くしたアメリカの精神科医グラッサー(Glasser.W)の体験に

裏付けられた考え方が基礎になっている。

 

・1965年に『現実療法』(Reality Therapy)が出版されて一躍注目されるようになった。

これまでの過去、感情、症状に焦点を当てる方法とは異なり、現在の満たされていない

重要な人間関係にいち早く焦点を当てることによって、問題解決を試みるカウンセリング手法である。

 

・この療法は、これまでの過去、感情、症状に焦点を当てる方法とは異なり、

現在の満たされていない重要な人間関係に焦点を当てることによって問題解決を試みる。

ことさら洞察を目指すものではないので小さな子どもから、どんなレベルの人にも関われる手法。

対象年齢を問わず、犯罪矯正、薬物依存、精神病、親子・夫婦の家族関係、

スクール・カウンセリング、職場のマネジメントと適用範囲は広範囲である。

 

・現実療法(リアリティセラピー)は、自分の行動に責任を持つことを強調します。

問題は社会、境遇、遺伝、過去にあるのではありません。

自分の行動を直視、吟味し、より良い行動を選択する手助けをするのがリアリティセラピーです。

あら捜し、人を責める、過去に執着する、自己否定に陥ることは、リアリティセラピーとは無縁です。

 

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★
☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

1:パーソナリティ論

・全ての行動は内側から動機づけられており、人間は基本的欲求(愛情、自己価値観)を

満たそうと行動する。


2:病理論

・愛情もしくは自己価値観が充足されないと精神的不適応を起こす。


3:目標

・クライエントは現在性(reality)、責任性(responsibility)、善意(right and wrong)

の区別などを身につけさせ、責任ある行動・生き方をするようになること。


4:カウンセラーの役割

・上記三つのRの側面を重視して、よりシビアに現実を認識していくように支え導く。


5:援助過程

・現在に焦点を合わせ、過去に合わせない。言い訳の機会を許さない。

 

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★
☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

グラッサーは「人間にとって唯一の問題 は不幸であること」とする。

人間が不幸なときには、とてつもなく創造的になり、その結果非行、犯罪、薬物依存、

暴力、精神病と呼ばれるような行動をとるようになる。


現実療法のカウンセリングには3つの前提がある。

 


1:クライエントが不幸なのは、満足できる人間関係を持っていないからである。

 

2:クライエントが満足できる人間関係を持っていないのは、どちらかあるいは両方が、

関係を改善しようとして、外的コントロール心理学を用いているからである。

 

3:そのような関係からは苦痛がもたらされるので、どちらかあるいは両方が、

相手が用いている外的コントロールから逃れようとしている。

 

 

 

外的コントロールによる「致命的な7つの習慣」

 

1、批判する
2、責める
3、文句を言う
4、口やかましい
5、脅す
6、罰する
7、ごほうびで釣る

 

この習慣が実践されるところでは、基本的欲求が充足されず、問題が発生する。

 

 


自分の行動は自分の選択であることが分かると、人は今までよりも「自由」を得ることができます。

リアリティセラピーは、米国の精神科医ウイリアム・グラッサー博士によって提唱され、

著書『現実療法』(1965年)によって一躍世界に注目されるようになりました。

2000年発刊『選択理論』はウイリアム・グラッサー博士の集大成とも言える書物です。

 


リアリティセラピーは、人が自分の行動を吟味し、明確な基準に照らして評価できるよう、

手助けするものです。現実的な願望と欲求を満たして、より良い人生を送れるような計画を

共に立て、それに取り組むことによって、力と自信を身につけ、人間関係も改善し、

より効果的な人生が送れるようになります。

リアリティセラピーは、日々使える自己改善の術を提供し、人が問題に対処し、

個人的に成長し自分の人生を効果的に送れるよう手助けするものです。

 

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 

 

『 私たちは自分の行為と思考のすべてを選択している 』

 

「グラッサー博士の選択理論」ウイリアム・グラッサー/著 アチーブメント出版より

 

 

 

★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 

 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「産業カウンセリング」1999 内山喜久雄/編著 日本文化科学社
「選択理論」2000グラッサー. W. /著(柿谷正期/訳) アチーブメント出版
「15人が選んだ幸せの道」2000 グラッサー.W./著(柿谷正期・柿谷寿美江/訳) アチーブメント出版
「現代カウンセリング事典」2001 国分康孝/編 金子書房

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

ロゴセラピー

|

★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 


【ロゴセラピー logotherapy】 ・実存分析

 

・ロゴセラピー(Logotherapy)とは、

人が自らの「人生の意味」を見出すことを援助することで心の病を癒す心理療法のこと。

・ロゴセラピーは、オーストリアの首都ウィーンの精神科医V. E.フランクルによって創始。

・創始者のヴィクトール・E・フランクル(1905~1997)神経科医で精神分析家。

フランクルは当初その理論部分を「実存分析」と呼んでいた。

後にルートヴィッヒ・ビンスワンガー(1881~1966)らの現存在分析と混同されることがあったため

「ロゴセラピー」に統一。

 

・オーストリアに生まれた、ヴィクトール・エミール・フランクル Frankl.V.E(1905~1997)は、

ナチ強制収容所での体験を踏まえ、人間は意味を求め、その責任において自由に選択し、

自らの生き方を決定する存在であるとし、人間の責任性と倫理性を重視する実存分析を提唱した。

 患者が自己の存在の意味を見いだし、自己の価値の可能性を信じ、自分の人生への責任性を

自覚するのを援助する彼の治療技法はロゴセラピー(logotherapy)と呼ばれる。

・ロゴセラピーは、ジークムント・フロイトの「精神分析」や

アルフレッド・アドラーの「個人心理学」と並び、

心理療法のウィーン学派三大潮流のひとつとして挙げられることもある。

 

1:人間観・・・人間は自ら成長する力を備え、自ら自分を変えていくことのできる存在である。

2:病理観・・・生きる意味がわからなくて、主体的自己決定ができない。

3:治療目標・・・人間は一度しかない人生を生きるかけがえのない存在であり、ここに生きる意味を見いだす。

4:カウンセラーの役割・・・率直に自分の考えを伝えクライエント本人が人生の意味を見出すのを援助する。

 

 


【ロゴセラピー】


・「ロゴ」は、ギリシア語で「意味」の意である。

ロゴセラピーは、人は実存的に自らの生の意味を追い求めており、

その人生の意味が充たされないということが、メンタルな障害や心の病に関係してくる、

という見解を基にしている。

(心理的な疾患は、当事者に人生の意味に関して非常に限定的な制約を課していると言える。)

ロゴセラピーの"ロゴ"とは、ギリシャ語で「意味」という内容を持つ"ロゴス"という言葉からきている。

ロゴセラピーは手法として、実存主義的アプローチをとり、下記の3点を基本仮説とする。

 

(1) 「意味への意志」

人間は生きる意味を強く求める。

これは、どんな人間も何か意味あることを実現したいという憧れをもっているということ。

フランクルは、心身の健康を保つためには、この「意味への意志」がほんの少しずつではあっても

満たされていると実感していることが重要であると考えました。

 

(2) 「人生の意味」

それぞれの人間の人生には独自の意味が存在している。

これは、どんな人生にも、どんな状況にも意味があるということ。

フランクルは、その著書「夜と霧 ‐ドイツ強制収容所の体験記録‐」で、

たとえ、強制収容所のような場所においても人には生きる意味があるということを

体験していた人々のことを記しています。

 

(3) 「意志の自由」

人間は様々な条件、状況の中で自らの意志で態度を決める自由を持っている。(決定論の否定)

これは、いかなる状況においても、遺伝子や本能的な衝動や、生まれ育った環境や受けた教育、

あるいは、体験した運命的な出来事などの制約から自由に、

自分の意志で行動を決定することができるということです。


例えば、虐待を受けて育ったという制約はあったとしても、

その人自身が「自分の子は虐待しない」という行動を決定することはできます。

虐待という心的トラウマを消し去ることはできなくとも、

そのことに対しての態度を変えることは可能だからです。

人によっては、この虐待の連鎖を自分のところで止めるということ自体に

意味を見出し行動している人もいます。


・ロゴセラピーは、この3つの柱を基に、自分の置かれている境遇を客観的に判断し、自分の生活を

意味ある方向に改善していくための「決断能力」を高め、

自ら将来に向けて具体的な新しい価値を模索する。

・ロゴセラピーは、人にその生活状況の中で「生きる意味」を充実させることが出来るように、

あるいはその価値の評価の仕方を変えることが出来るように援助しようとするものである。

 

・フランクルは、人の主要な関心事は快楽を探すことでも苦痛を軽減することでもなく

「人生の意味を見出すこと」であるとする。

人生の意味を見出している人間は苦しみにも耐えることができるのである。

 

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 


【V. E.フランクル】1905~1997

フランクルは10代、フロイトとの書簡のやりとりによって精神分析について学び、20代でアドラー(精神科医)に師事。

30代で、独自のロゴセラピーについての構想を持ち臨床を行っていたが、ユダヤ人であったためナチスによって強制収容所に収監され、その構想を記した論文も没収された。

その後、強制収容所の体験の中でこのロゴセラピーを実践、実証し、自分の考えが誤っていないことを確信し、解放後再び論文を書いた。

 


【フランクル概略】

1905年ウィーンに生まれる。ウィーン大学在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。

ウィーン大学医学部精神科教授、ウィーン市立病院神経科部長を兼任。

「第三ウィーン学派」として、また独自の「実存分析」を唱え、ドイツ語圏では元々知られていた。

フランクルの理論にはマックス・シェーラーの影響が濃く、

マルティン・ハイデッガー(1889~1976)の体系を汲む。

精神科医として有名であるが脳外科医としての腕前も一級であった。

 

第二次世界大戦中、ユダヤ人であるが為にナチスによって強制収容所に送られた。

この体験をもとに著した『夜と霧』は、日本語を含め17カ国語に翻訳され、

60年以上に渡って読み継がれている。

発行部数は英語版だけでも900万部に及び、1991年のアメリカ国会図書館の調査で

「私の人生に最も影響を与えた本」のベストテンに入った。

 

よく誤解されるがフランクルのロゴセラピーは収容所体験を基に考え出されたものではなく、

収容される時点ですでにその理論はほぼ完成しており、

はからずも収容所体験を経て理論の正当性を実証することができたと言えよう。

極限的な体験を経て生き残った人であるが、ユーモアとウィットを愛する快活な人柄であった。

学術関連などで度々日本にも訪れていた(フランクル概略はウィキペディアより一部引用)

 


★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。. ★.。*・゜゜‥*。.☆.。*・゜゜‥*。.★

 


※【参考文献】
「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「産業カウンセリング」1999 内山喜久雄/編著 日本文化科学社
「意味による癒し ロゴセラピー入門」 V.E.フランクル/著 山田邦男/監訳


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

EAP

|

仙台 カウンセリング

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

◆EAP(Employee Assistance Programs)

 

・産業カウンセリングの先進国であるアメリカでは、産業カウンセリングは、

 

1:従業員援助制度(EAP:Employee Assistance Programs)

2:キャリア開発活動(CDP:Career Development Programs)

という、2つのプログラムで行われている。

 

●1) EAPは、従業員の精神的、身体的健康に焦点をおき、

直接的、間接的に業務に影響を与える諸問題を処理することをねらいとしている。

 

●2) CEDは、従業員が企業の人間開発の方針に応じながら、

自己の職業的選択を行うことを援助するために、

評価や相談、計画立案、トレーニングを行うことをねらいとしている。

 

EAPが現在の産業カウンセリングの中心となっている。

 

EAPには、ストレスと精神保健、アルコール問題、薬物乱用、夫婦・家族問題、対人的葛藤、

経済的問題、法律的問題といった諸問題の解決を援助することが、

作業能力と生産性の向上につながるとの発想がある。

その目的を達成するために、短期的なカウンセリングが実施されることになる。

 

 

●短期カウンセリングは、基本的に

 

1:クライエントの問題を傾聴し、問題を模索する段階

2:問題解決に向けた目標設定の段階

3:問題解決に向けた行動計画の立案とその遂行の段階

 

という3つの段階から成り、理論的には認知行動療法に基づいている。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

仙台 カウンセリング

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

◆エディプスコンプレックス(Oedipus complex)

 

・男児が3~5歳の男根期(S.フロイト)に両親に対して抱く無意識の愛憎の心性。

エディプス王が父親を殺し、母親と結婚したギリシャ神話に基づき、S.フロイトが命名した。

男児は母親に性的関心を、競争相手である父親に敵対心を抱くようになる。

母親への近親相姦的感情は父親による「去勢の脅迫」で終結し潜伏期へと移行する。

 

 

※この理論の中に見られる母親に対する近親相姦的欲望をフロイトは、

ギリシア悲劇の一つ「エディプス王」になぞらえ、エディプスコンプレックスと呼んだ。

知らなかったとは言え、父王を殺し自分の母親と結婚したという物語である。

 

 

コンプレックスの概念】

 

フロイト自身は「複合(Complex)」という言葉は使わなかった。

「コンプレックス(複合)」はユングの用語であり、明確で理解し易いので、

それ自身がフロイトの用語法を、フロイトの弟子達が継承せず、

勝手に「エディプス複合」と称したのであって、

フロイトは弟子達に、最後まで、「複合という言い方は間違っている」と批判したが、

精神分析では、フロイトの意図に反して「エディプス複合」が正式な名称となってしまった。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「図説 現代心理学入門」(三訂版)2007 金城辰夫/監修 培風館

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

エゴ

|

仙台 カウンセリング

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

◆エゴ(ego)

 

・精神分析理論において、人格構造の1つであり心的活動を行う主体である。

現実原則に基づき思考によって統制されている理性と同義。

 

・S.フロイトは、イド、超自我と並び心的モデルを構成するもので、

現実の知識に基づき、イドと超自我の平衡を保つ「意識」であるとした。

 

・一般的には、エゴは個人の興味や態度などの基本をなす仮説的実体であり、心的基準でもある。

例えば「エゴイズム」「エゴイスティック」などに用いられる。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「図説 現代心理学入門」(三訂版)2007 金城辰夫/監修 培風館

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

自我

|

仙台 カウンセリング

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

◆自我(ego)

 

・現象学的枠組みで人格をとらえたときの経験によって形成された存在。

いわゆる個人のアイデンティティである。

社会・発達・人格心理学でよく用いる概念であるが、理論によって多義にわたる。

 

【例えば】

動機、恐れなどをコントロールする機能を備えた、

内的主体ととらえる立場(A.アドラーなど)から、

内省的な機能をもつ心性で、出来事を客観的に観察する存在とする立場(W.ジェームス)

また、意識、自己概念などのアイデンティティととらえる立場などがある。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

【自己概念】 self-concept

 

・自己についての比較的強固で永続的な認知構造。

具体的には、自分の性格、身体的特徴、能力、価値などに対する安定した考えを意味する。

過去や現在の経験から構成され、将来の行動や意識のあり方を規定するが、

その機能や構造は文化差が反映されやすいとされる。

 

また、個人の精神的健康の指標としても重視され、

例えばC.R.ロジャースのクライエント中心療法では、不適応行動を治療するために

自己概念を変容させることを目的とする。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

【A.アドラー】 Adler,Alfred(1870~1937)

 

・ウィーンの精神科医。

S.フロイトの「夢判断」を支持して仲間になるが、

フロイトの過去の心的外傷や生物学的要因の重視を否定して精神分析の立場から離れる。

 

・アドラーは劣等感を補償するためには人は力への意思をもつと考えた。

また、目標追求性、人を分割できない統一体として理解すること、

他人との共同体感覚を重視して「個人心理学」を唱えた。

国際的な活動として「国際個人心理学雑誌」を創刊し個人心理学国際会議を開催した。

 

 

 

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆

 

 

 

※【参考文献】

「エゴグラム」2000 ジョン・M. デュセイ,池見 酉次郎/著 創元社  
「TA TODY」1991 イアン・スチュアート,ヴァン・ジョインズ/著 実務教育出版 

 

※【参考文献】

「臨床心理学キーワード」2005 坂野雄二/編 有斐閣双書
「図説 現代心理学入門」(三訂版)2007 金城辰夫/監修 培風館

 


☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。. ☆.。*・゜゜‥*。.★.。*・゜゜‥*。.☆